ハンナ・アーレント 「戦争の世紀」を生きた政治哲学者

ハンナ・アーレント 「戦争の世紀」を生きた政治哲学者

902円 (税込)

4pt

『全体主義の起原』『人間の条件』などで知られる政治哲学者ハンナ・アーレント(一九〇六―七五)。未曽有の破局の世紀を生き抜いた彼女は、全体主義と対決し、「悪の陳腐さ」を問い、公共性を求めつづけた。ユダヤ人としての出自、ハイデガーとの出会いとヤスパースによる薫陶、ナチ台頭後の亡命生活、アイヒマン論争――。幾多のドラマに彩られた生涯と、強靭でラディカルな思考の軌跡を、繊細な筆致によって克明に描き出す。

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ハンナ・アーレント 「戦争の世紀」を生きた政治哲学者 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    アーレントの人生をざっと知るによいテキスト。20世紀前半の困難な時代を生たベンヤミンたちとの交流に強く共感した。

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    2024年02月27日

    Posted by ブクログ

    この本を読むと、アーレントの眼差しに触れることができる。アーレントと知らない街角ですれ違ったような気分になれるので、ほとんどの思考する人はアーレントの著作へと誘われる。

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    2023年06月02日

    Posted by ブクログ

    アーレントの生い立ちから始まる生涯と代表作の内容の平易な説明を通して彼女の難解な思想を読み解く入門となる素晴らしい本だった。さらに深く知る上でアーレントの著作をこれから読む必要はもちろんあるが、友人との交流を大切にし、多くの影響を受けた彼女の思想を知るには著作のみでは限界があるのでそういう意味でも伝

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    2021年04月29日

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    ごくごく最近になって名を見聞きするようになった「ハンナ・アーレント」。どんな人だろうとこの本を読んでみた。アーレントの人生をたどりながら著者や論稿の要旨、アーレントの思想がまとまっていて入門書としてとてもいい。
    ユダヤの血が流れているとか、『全体主義の起源』(アーレント自身は「全体主義の諸要素」とす

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    2018年10月28日

    Posted by ブクログ

    アーレントの半生をなぞりながら彼女の思考の軌跡も共に辿ったとても分かりやすいアーレント入門書。彼女の著書や、彼女がとても大切にしていた友人関係や夫についてもコンパクトにまとめて論述してあり分かりやすい。
    これからアーレントの著作を読んでいくにあたっては必携の書かと思う。映画「ハンナ・アーレント」もこ

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    2018年09月04日

    Posted by ブクログ

    ハンナ・アーレントに興味を持ったのは映画を見たからかもしれないけれど、この間100分de名著の仲正昌樹先生の本も一気に読み終わって、原本に行く前にこの本を読んでみた。めちゃくちゃ面白い。
    考えたのはワタシが人間であることと日本人であることは同義なのか違うのかってこと。あと、人種を最近やたらと感じるこ

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    2017年10月30日

    Posted by ブクログ

    気になる著者、著書があると、入門書とか、ガイドブックみたいなのに頼らず、まずは原著(もちろん翻訳のね)を読む。分かろうが、分かるまいが、とりあえず1〜2冊読んで、自分なりに理解した感じをもって、ちょっと「入門」を読んでみる、というのが、自分の読書スタイルかな?

    本はそれ自体が一つの世界で、「人とそ

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    2017年04月30日

    Posted by ブクログ

    悪は悪人が作り出すのではなく、思考停止の凡人が作る。
    今でも、人類が引き起こす、ジェノサイトとは特別な何かではなく、普段の我々の横に寄り添う、思考停止の症状でしかない…

    0
    2018年11月25日

    Posted by ブクログ

    本書は20世紀の哲学者アーレントの生涯と彼女の思想についてまとめたものになります。アーレントといえば「全体主義の起源」「人間の条件」などの著作が有名ですが、本書を通じて、彼女の原体験的なものの理解が深まり、思想の背景にあるものが何なのかなどとても考えさせられました。新書なのであっという間に読めるかと

    0
    2023年05月02日

    Posted by ブクログ

    『全体主義の起源』などで知られる政治哲学者ハンナ・アーレントの生涯と思想をたどる。
    ハンナ・アーレントってどんな人物かと聞かれて、答えられなかったので、読んでみた。
    よくまとまっており、ハンナ・アーレントについてざっとは理解できた。ハンナ・アーレントの社会、人間に対する洞察力はすごいと感じた。

    0
    2023年03月24日

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