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●価値観はより多様に。「怒る」で解決できることは何もない。
怒ることが、子どもや後輩社員の教育や士気高揚につながり、個人の成長を促してきたという考えは、もう古いものになった。怒られることになれていない子どもも増え、怒る人は職場の雰囲気を悪くし、むしろ感情を抑えられない人としてとらえられる向きもある。
パワハラ防止法が2020年6月から施行され、さらに「アンガーマネジメント」へのニーズは高まるだろう。「怒る」という感情は、「自分の考え(≒常識)と違う」ということが起点となっているが、ダイバーシティが求められる昨今、誰もが常識だと思うことがそもそもなくなってきている。
●怒りを抑えるトレーニングを盛り込む。怒りに巻き込まれない手法も。
怒りの感情は、自分で生み出しているということをまずは認識する。相手が起点という発想をやめることが大切だ。また、「コアビリーフ」、つまり、自分でこうあるべきだという思い込みが怒りの感情を生むので、その書き換えが必要だ。また、日常の怒りの場面を記録し、ふりかえることで、自分の感情にしっかり向き合うことも効果があるという。
また、本書では、「怒りに巻き込まれない」手法を書いていることも特徴の一つ。怒っている人をみると、自分がその当事者でなくても、嫌な感情が巻き起こって物事に集中できなくなることがある。それを回避するためには、相手の感情を自分で変えることはできないので、あくまで外野のできごとだと割り切ることが必要で、その練習法も盛り込む。
Posted by ブクログ 2022年05月31日
とてもためになった。
特に
自分を見つめなおす(自分の思考を見つめる)という点では以下の3つが良いと思った。
・怒りは第二次感情
・「ベキ」に正解や不正解はない
・コントロールできる事かできない事かを見極め
る。
どうしても怒ってしまうときもある。
それでも怒りに任せて失敗しないために、
...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月26日
価値観の多様化で常識が無い時代に突入している。
リーダーは全員共通のビジョンを指し示す役割を担っている。
怒りは自分が生み出した感情であることに気づく。
ストレスは発展的に解消する。その為の手段を自分の中で持っておく。
怒りを建設的に使う。怒りは他の感情より、エネルギーが強いので、行動に起こすこと...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月23日
「はじめに」の「決して怒ってはいけないということではなく、怒りで後悔しないことを目指しています。という一言が目からうろこ、みたいな感じになりました。
怒るのも、自分の感情をぶつけるのではなく、組織の中で対象の人に今後どうしてほしいのかなど、考えていくことが大事なんだなと思いました。
同時に、自分はな...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月24日
新書で、分量も程よく、昼休みや通勤の隙間時間使って1週間くらいで読める。
研修講師の方が書いているので、わかりやすいかつ各方面に気の使った文章。
主にマネジメント層に向けた、部下の育て方、叱り方がテーマ。
自分の怒りの感情はある程度コントロールできるという実践的な方法も紹介されているので、仕事に関係...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月01日
とても読みやすく分かり易い内容でした。
・会社でイライラしてる人って確かに「普通の会社なら◯◯だけどね」とか「◯◯くらい常識だけど」ってよく言ってますよね。そして大概そういう人ってプライドが高く、自分への評価が妥当ではないと考えてそうです。
私自身もイライラしたとき、「普通だったら…」とかいう思...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月24日
感情的になってしまうことが多いのですが、得する事がないことはわかっていても、繰り返してしまう自分を変えたくてこの本をとりました。
私は完璧主義者です。その思考を他人に求めてしまっていることは自覚しています。本書にも出てきますが「〜べき」という思いが強いのは自覚あり。
多様性の時代に自分の思考を相手...続きを読む
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