ちょちょら(新潮文庫)

ちょちょら(新潮文庫)

825円 (税込)

4pt

間野新之介は、兄の自刃を受けて、多々良木藩の江戸留守居役を引き継いだ。先輩の留守居役たちにしごかれながら、幕府と藩の橋渡し役として、接待や付け届け、情報戦に明け暮れる日々。そんなとき新之介は、多大な負担を強いる「お手伝い普請」の情報を得る。困窮する藩のため、何としてでもこれを逃れたい――。兄の死の謎や思い人の運命に悩みつつ奔走する、若き藩士の痛快奮闘記。(解説・立川談四楼)

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ちょちょら(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年11月08日

    江戸留守居役と言う情報収集や幕府との調整役をこなす大変な仕事。
    若き主人公がはらはらさせながらも成長して、見事に大仕事を成し遂げる。畠中さんの描く人物は本当にいつも魅力的

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    Posted by ブクログ 2015年06月12日

    組織人特集の一冊として取り上げられていたので特に期待せずに読み始めたがかなりのめり込むこととなった。主人公は兄の死や好きな娘の失踪で落ち込む暇もなく大役を命ぜられ、更にお家のピンチをただ一人背負うことになる。諦めずに難題を大胆に解決する様を清々しく感じ、仲間たちのと結束や人脈作りに、出来過ぎと思いつ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年10月25日

    「ちょちょら」とは、弁舌の立つお調子者。いい加減なお世辞。
    調子の良い言葉。という意味だそうです。
    なので、主人公が、そんなお調子者かと思いきや、
    平々々凡々々と言われる少々情けない未熟者です。
    唯一、取り柄があるとすれば、素直なところ。
    そんな新之介が、藩の行方を左右する江戸留守居役となります。
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    Posted by ブクログ 2013年10月22日

    ン、おもしろかったです♪
    江戸前 ソフト半沢直樹でしょうか?
    江戸留守番役という営業を 試行錯誤しながら 仲間や先輩達の手を借りながら なんとか 切りぬけていく新之介…
    千穂殿への恋心も…

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    Posted by ブクログ 2013年09月10日

    全1巻。
    江戸留守居役(外交官みたいなの)を
    突然継がなければいけなくなった
    次男坊のドタバタ劇。

    や。
    これはいい。
    いつぶりだろう。
    夜を徹して読んだの。

    畠中恵といえば妖怪ものだけど今作はガラリ。
    妖怪は出てこなくて、侍の世界。

    が。
    意外と言っては失礼だけど、
    まったく違和感がない。
    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月23日

    兄の自害によって江戸留守居役を引き受けた次男坊(部屋住)の新之助が自藩を救うために奔走する。
    藩を救うために江戸城で催される嘉祥の義に出される8種類の菓子を集めなければならない。お菓子集めと藩の存亡というなんともアンバランスな感じか面白かった。

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    Posted by ブクログ 2019年04月02日

    畠中恵だけど、妖怪が出てこない方w
    ミステリーというか、江戸の留守居役たちの物語。
    実際に江戸留守居役という役職は聞いたことがあったけど、実際にどういうことをするのか知らなかったので、なかなかそのあたりの話がもちろんフィクションも多分にあるだろうけど、たくさんの参考書籍をもとに書かれていたので、そう...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年10月06日

    江戸時代のお仕事小説(笑。
    帯の一文がぴったりでした。
    出来の良かった兄と比べてすぐにしょんぼりする主人公だけど、やればできるというか、追い込まれたら兄より断然すごかったですね。
    だからこその求心力か。
    終盤の水野様とのやりとりはドキドキしたぁ。

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    Posted by ブクログ 2014年04月21日

    『しゃばけ』シリーズの畠中恵。
    シリーズとは違う長編小説が、文庫化されて平積みされていたので、読んでみることにしました。
    主人公は、新米の江戸留守居役。
    部屋住みとして平々凡々な生活を送っていた彼が、優秀な兄の後を継いで、藩の大事な役職、江戸留守居役に任命されます。
    右も左もわからない中、他藩の先輩...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年01月13日

    接待や、袖の下や、根回しや、前例に従うことが、正しく、有益である社会というのは、そうかこういうものかと。
    そのものが悪いわけではなく、使い方や解釈が下手な故に非難される慣習や制度というのは、素人が安易に手を出してはいけませんなぁ。

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