クラシックへの挑戦状

クラシックへの挑戦状

1,870円 (税込)

9pt

3.8

★指揮者 大友直人、初の著書!

小澤征爾に胸ぐらをつかまれ、バーンスタインに日本のオケを嘲笑された若き日のこと。
世界に背を向け、日本で活動し続けた理由、クラシックは興行であるという原点に立ち返る意味を自問自答し続けた日々を、余すことなく書ききった。
音楽とは何かクラシックとはなにか、指揮者とはなにかを突き詰めた渾身の書下ろし。




「なにが、世界だ! なにが、芸術だ!
いまこの目の前の観客に感動を与えられなくて、なんの公演なのだろう。
興行としての原点を忘れたから、クラシックは魅力を失ったのではないか……。」

■第一章 「音楽家を目指す」
と宣言する

■第二章 「世界」がなんだ!
主戦場は日本と決める

■第三章 躍る沖縄市民
琉球で考えたこと

■第四章 子どもたちを育てる

■第五章 クラシックだけじゃない
音楽の魅力

■第六章 これからのクラシック

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クラシックへの挑戦状 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    大友直人による日本のクラシック音楽界における課題について本質をとらえた書であり、うなずくことが多かったです。
    海外オーケストラに有るが、日本のオーケストラに無いもの。日本のオーケストラの閉鎖性、サウンドの個性の無さ、聴衆の意識の問題など。愛好家の高齢化に進み本当にこのままでは衰退してしまいます。聴衆

    0
    2020年07月28日

    Posted by ブクログ

    実際に現場で活動している指揮者として、これからの日本のクラシック音楽を巡る状況はどうなっていってしまうのだろうという危機感は、「日本のクラシック音楽の聴衆の間に、極端なオタク的感性を持つ人が増えてしまいました。自分の好き嫌いがはっきりしていて、嫌いなものは認めない。排他的な感性を持つ人を増やしてしま

    0
    2020年09月02日

    Posted by ブクログ

    1か月ほど前に読んだ。2月に大友先生の指揮で五千人の第九に参加する予定だったが、コロナで中止になった。自伝のような内容だが、芯のある人ということがわかって、親しみが湧いた。

    0
    2020年05月26日

    Posted by ブクログ

    私は10代なので、大好きなクラシックのために何ができるか考えさせられました。
    オーケストラのマネジメントなどの裏でお仕事をする人になりたいとぼんやり考えていましたが、強くなりたいと意識することが出来ました。

    0
    2020年03月29日

    Posted by ブクログ

    日本のクラシック音楽を牽引してきた指揮者の一人として綴った国内クラシック音楽の今昔、将来。考えさせられるものごありました。
    クラシック音楽も興行のいちジャンルとするならば、そもそもどこの国で生まれた音楽なのかにとらわれすぎるのがクラシック音楽業界の根本的な問題なのではないかと思う。日本で活躍する海外

    0
    2022年01月22日

    Posted by ブクログ

     著者は、日本のクラシック音楽業界に、かなり危機感を持っておられる。国の予算が社会保障ばかりに向いてしまっているものなあ。文化、芸術にも予算を向けて欲しい。

    0
    2021年03月01日

    Posted by ブクログ

    日本のクラッシック界の価値と位置付けと問題が見えてくる。その中で諦めずに「変わることで変わらぬ価値を守ること」を考え提唱し続けている熱意がすごい。
    最後の対談が、今起こっていることの全貌が見えやすくて良かったです。

    0
    2021年02月28日

    Posted by ブクログ

    この人、幸運の塊。周りに凄い人ウヨウヨ。兎に角楽しく読める。クラシックに元気が不足していると思っていたが、やはり。CDは、亡くなった演奏者、指揮者ばかり購入している。自分が疎いからかと思っていたが。

    0
    2020年02月08日

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