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祖父が残した謎を解き明かすべく、美咲は大学一の有名人、東雲清一郎を訪ねるが、噂に違わぬ変人で……。著名な書道家なのに文字を書かず、端正な顔立ちから放たれるのはシビアな毒舌。挫けそうになるも、どうにか清一郎を説得。鑑定に持ち込むが――「気持ちに嘘はつけても、文字は偽れない。本当にいいんだな?」。鎌倉を舞台に巻き起こる文字と書、人の想いにまつわる4つの事件を描く、連作短編ミステリー。
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Posted by ブクログ
端正な顔立ちで、著名な書道家なのに毒舌で変人の東雲清一郎に美咲が祖父が書いたラブレターの鑑定を頼む話から始まります。 文字から読み取れる才能ってすごいなぁと感心しました。確かに筆跡ってみんな違うから奥深いなぁと。男女関係なく、すぐバカかという捻くれた性格だけど垣間見える優しさがいいですね。
■文字は嘘をつかない。本当に鑑定していいんだな? 亡くなった祖父の思いを確認すべく、美咲は大学一の有名人、東雲清一郎を尋ねるが、噂に違わぬ変人で――。有名な書道家なのに文字を書かず、端正な顔から放たれるのはシビアな毒舌。挫けそうになる美咲だが、どうにか清一郎を説得。祖父から残された手紙を鑑定して...続きを読むもらうことになるが……。古都・鎌倉を舞台に巻き起こる、文字と書にまつわる4つの事件の連作短編ミステリー。
東雲くんに自分の字も鑑定して欲しいと思った。 美咲と清一郎の会話が、見ていて面白い。 ツンツンしてるのに放ってはおけない。まるで猫のようだ(`・ω・´)
こういう容姿完璧性格悪い男性は鉄壁なところがあるけど彼の場合結構ヌケサクなところがあるのでそれが人間味あっていいなぁ、と。 書、っていいよね。 2016.12.4
おすすめされ、貸してもらって読んだ。 面白いなー。 読みやすいし、気持ちよく読める。 他の方も言ってるように、ドラマ映えしそう。 東雲清一郎のキャラクターがよい。 シリーズものなのかな?
連続短編で、祖父のラブレター、変人の偽物登場 知人になりたくないけど有名人の残した書について 主人公に関して流れていく誤情報。 これでもか、と粘る主人公もすごいですが それほど祖父母が好き、というのがあったのかと。 2話目に関していえば…何自分の都合だけを振りかざして 詐欺のように取り扱っているの...続きを読むか、と突っ込みたい。 天才とバカは紙一重、といいますがこれは…な3話目。 結婚した奥さん、すごいです。 な、3回分の接触により…としか考えられない4話目。 思い込みが激しいのも怖いし、手段を選んでいないのも 恐ろしいを通り越してます。 そんな状況に『見せる』だけであの最後…。 一体、彼の字は何を思い起こさせたのでしょう? 変人と言われている彼ですが、これはこれで 口から出る言葉が素晴らしいです。
初めましての作家さん。タイトル長!! 書道部に在籍していながら、ほとんど顔を出さず 書道家なのに文字も書かなければ、授業でも黒板を見ない ここは一番気になるところだったんだけど・・・ 美咲の大学では、美形なのに毒舌で、変人として有名・・・ そんな美咲が、どうしても筆跡鑑定をしてほしくて 清一郎に話し...続きを読むかけるが、いきなりバカ女と言われ拒絶される。 4つのお話で、事件的には日常の謎的な感じ? ありがちな設定ではあるけど、書や文字に関しては、 考えたこともなかったので結構楽しいです(^◇^;) ギャップ的には方向音痴なのがツボ。
同じ大学の変人東雲清一郎の筆跡鑑定を軸にした連作短編ミステリー。謎を持ち込む美咲との縮まっていく距離も微笑ましい。書道家としての東雲の過去も気になるところだ。
クセになる
清一郎の毒舌がクセになる(笑)ただ、あんなことされた松岡を傍に居させてることが不思議。まあ確かにバカで憎めないキャラだけど、やっていいことと悪いことがあるよね…。最後の「怒る」の章では誰が犯人か調べるまでもなく一目瞭然だったよねー。清一郎の書く文字について、謎が残ったなぁ。面白かったから、次も読もう...続きを読むかな。
妹より2作とも一度に譲受 文字にまつわる謎解き ミステリ(?) 他人の書いた文字を読まず、自分でも文字を書かない変人・東雲清一郎は、 筆跡からその書いた者の感情が読み取れるという特殊能力をもっていて、 またとても方向音痴ちう特殊能力も併せ持っている、 というキャラが際立ってますね。 同じ大学に通...続きを読むい謎を持ち込む美咲とのかけあい(?)も面白いです。
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筆跡鑑定人・東雲清一郎
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谷春慶
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