呉服屋の若旦那と政略結婚いたします

春田モカ

東京で就活に失敗し、地元の京都に呼び戻された衣都。そこで待っていたのは、老舗呉服屋の跡取りで８歳年上の幼なじみ・志貴との政略結婚だった！ 衣都は反発するが、いきなり１年間のお試し同居が始まる。４年ぶりの再会にもかかわらず、愛情深い志貴との暮らしは穏やかで心地よく、次第に衣都の心も解きほぐれていく。同時に呉服屋の仕事にも夢を見い出し、ここ京都に自分の居場所を見つけるが、やがて“政略結婚”の裏にある思いもよらない事実が明らかになって…⁉ 一途な愛が織りなす、切なくも優しい物語。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内小説
• 出版社: スターツ出版
• 掲載誌・レーベル: スターツ出版文庫
• ページ数: 312ページ
• 電子版発売日: 2020年01月23日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ぬぬぬ · ★★★★★]

紡いでいく素敵なふたり

深かったです。とても。
最初は軽めな話だな、と思ってましたが、読み進めていくほどに、じんわりと二人の月日を感じられました。
こんなに深い愛情ってあるんだな、とグッとくるシーンもありました。
お互いがあ互いを思いあってのすれ違いはもどかしくもあり、必然でもあり。
一人の少女が女性へと成長していく流れも自然で、つい親戚のようにハラハラしながら見守っている気分にもなりました。
ヒーロー、ヒロインそれぞれの目線で分けて描かれているのもよかったです。

[ブクログ · ★★★★☆]

お互いのことが大切すぎて、相手に嫌われたくもなくて、傷つけあってしまう衣都と志貴。「好き」という単純とも言える気持ちが中々伝わらないのがもどかしくて仕方がなかった。衣都と志貴の言い合いは楽しかったけれど。
過去にあった色々なことをちゃんと知った今、２人で乗り越えていけるといいな。と思った。

[おはぎ · ★★★★★]

泣いちゃった

正直、泣いちゃった。心温まるやさしい。
涙腺が弱い人は、電車で読んだら　恥ずかしいよ。
感動です。読み終えた後じーんとしました。

[りんご · ★★★★★]

深い

軽いやり取り、幼なじみの掛け合い。
楽しいけれど、時々、意味深。
読み進めると、切なくて優しくて苦しくて。
でも、やっぱりご縁があったのね。