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生まれたときから父親はいない。絵画修復家の母と、近所に住む母の年上の友人・ユキさんに育てられた。幼い日のわたしは、わたしたち3人が家族だと知っていた。家族という言葉は知らなかったのに。わたしは愛に飢えることもなく、3人のしあわせな日々がいつまでも続くと信じて疑わなかった。あの日がくるまでは―――。18歳の少女が辿ってきた様々な出会いと別れを描く、切なくも瑞々しく心ふるえる長篇小説。日本経済新聞〈目利きが選ぶ今週の3冊〉で☆☆☆☆☆の名作、待望の電子書籍化。
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Posted by ブクログ
幸せはいつか絶対に終わるから、その分の幸せのエネルギーが悲しみとして返ってくる。 人生って、幸せを買って、その代価として悲しみでローン払いするようなものなのかな。
ゆるく優しいストーリー展開で突如起こる衝撃のラスト。。。 「いつか」の視点から物語は進みます。 傷つきながらも優しい「愛しいひと」たちに見守られながら、出会いと別れを繰り返しながら、人間的に成長していくいつかが、最後どう立ち直っていくかが見所です。 チチの言葉は一つひとつがとても心に刺さり、あの...続きを読む1ヶ月はいつかにとって宝物の一瞬だったんだろうと思います。 ユキさんのようなひとになりたい。
この表紙がいかにもこの主人公っぽい。血は水より濃いんだか薄いんだか。いつかにとって、優しいのはいつも他人じゃないか。ユキさんとチチ。愛されなかった子供は愛し方を知らないってのが本当の事なら、なんで子供産んだの、母。自分を傷つけた祖母が、娘を傷つけるだろうって予想はついたろうに。なんで守らなかった?そ...続きを読むしてこの祖母に対して、なんで誰も諌めないのか不思議。黙れクソババアって言ってやれよ、大人達。実の母親と祖母に対して、ムカムカが止まらないわ〜(; ・`д・´)
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石井睦美
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