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日本列島を根本から理解すると見えてくる、その凄まじいまでのポテンシャル。驚異の近代化、数々の復興の原動力となった「国土」と「地方」は、いま再び、未来に不安を抱きつつある私たちを救ってくれるのか。自然、歴史、コミュニティ、テクノロジーを総動員して構築する、全く新しいSDGs、イノベーションの思想。
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Posted by ブクログ
山水郷に未来を託す。 利権をどう手放せるか?持て余してる人も相当数居るので再分配にアイディアが必要かな。
著者を直接知っているだけに、他人風に感想を書くのにも抵抗があり、まずは本人に直接申し上げたが、山水郷のみだと片手落ちだろう。と。日本列島を語るのであれば海も含めより詳細に海の経済活動も含め論じた方が良いだろう!と。だが、後書きにも書いてあったが執筆四年。海も含めるとまとめきれない。と言う本人談もを含...続きを読むめると、海は別立てかなぁ。と思えば非常に良い示唆に富んだ内容だった。時の総理も直接著者よりレクチャーを受けたそうだから活かされることを望みたい◎コロナ禍以降の本国の予言的書籍(^^)
筆者の造語である山水郷。自然豊かで、しがらみや 競合企業がない、課題先進地であるがゆえに規制緩和をモデル的に進めやすい。そううまくはいかないだろうが、地域に住む人間にとっては勇気づけられる気がした。
あとがきで著者の個人的体験が綴られているのが、とても印象的でした。それが本書への原点だったのかと。あとがき→最終章を先に読んで、それから1章に戻って読むと良いかもしれません。
今日本のサーキュラーエコノミーやローカルエコノミー、サステナビリティに関わる人たちの背景をうまく整理してある一冊。主に50代以上の世代の方の地方への見方を変えるために、高校や大学の若者たちにおすすめしたい。 特に歴史は教師がこういう風に解説できたらいいのだが…偏見を恐れずにいうと、日本史教員は史学...続きを読む科の人や政治学の人がやらない方がいい。 経済学か民俗学的な人の暮らしを軸に、これから生きていくのに必要な知恵として学ぶべきだろう。そういう意味でわかりやすくまとめてくださっていておすすめ。 ただ、この本になんらかソリューションがあるわけではない。それはこれから作られていくということ。
昔から、洪水が起こりやすい平野部ではなく、山の麓「山水郷」がもっとも住みやすい場所であり、それは今でも豊富な資源な源であると。それが明治維新以降、唱歌「ふるさと」や学問のすすめなどに表れているように、地方から都会に出てくることが美徳とされ、山水郷は「想うもの」となってしまった。しかし高度経済成長が終...続きを読むわり、人口減少社会となった今、山水郷にまた回帰しよう。そういうことかな。 山水郷に限定するつもりもないが、最先端技術こそ地方部で始めるべきというのは賛成するところで、人口減少や高齢化など課題が先進的であるためその解決法となる技術の実験に適していること、人がすくないため規制緩和しても問題が大きくならないことなど、society5.0を実証するのに適していると思う。地方は積極的にそうした動きをフォローし、手を上げていくべきだろう。
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