ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
ベランダで始めた園芸。ドラゴンフルーツ、朝顔、薔薇、ゴーヤーetc.。花がある側は「ナオガーデン」、食べられる植物がある側は「ナオファーム」。「虫のかじったあとを見て、地球の形もこんな風に変わってきた、と想像する」。ベランダは世界のミニチュア。書き下ろしエッセイ「そのあとのていたらく」を新たに収録。
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
ベランダ園芸私もしてるので、どんなふうにベランダ園芸してたのかなあ、と思って買いました。解説にもあるのですが「生きていく」といく気概を感じるというか、植物を通して自分のいのちを見るような一冊でした。あと、「いつか一軒家に住みたい」「庭がほしい」って、思っていいんだ、という許しみたいなものがありました...続きを読む。
山崎ナオコーラさんが園芸を通じて考えたことのエッセイ。 著者も書いているように高齢化社会に於いて趣味はますます重要になると思う。 どの趣味がいいかと悪いとかはなく、園芸でも登山でも楽器でも趣味を通してテクニックだけを学ぶ人と新たなアイデアや死生観を得たりする人までいて、結局は感性なんだろうな。 ...続きを読む「ともかくも、私はこの先の人生を、読書をし、執筆し、草花を育て、畑を耕し、散歩をして生きていく。」P204
幼い頃、花とか、花火とか、天邪鬼であまり好きではなかった。すぐ消えるし。(まあ花束にはいつも憧れてはいたか) でも大人になった今ではすぐ消えるものの方が良いな、と思う節がある。 儚さ云々ではなく、単にものが増えることに少し躊躇いが出てきた。 恋人には、毎年記念日に観葉植物をプレゼントする。いつか...続きを読む気付いた時にジャングルみたいになっていたら面白いなと思う。 今年は苗だけで鉢植えは一緒に買いに行くことにした。自分でもほんの少し植物を育てたり、月に1回か2回生け花をするようになり、切り花も美しく、何となく気持ちが晴れやかになって良いな、と思うようになった。 そんなタイミングでたまたまこの本に出会って心が躍った。 とにかくナオコーラさんの文章が好きで、ナオコーラさんが書いたものを読みたくて、書店で検索するとたまたまこの本が並んでいた。 私はあれこれ考え続けることがすごく好きで、自分を好きになるために、自分を幸せにするために生きようと思っている。 いや、普段はあまりそんなこと考えていない。 だけどこの本を読みながらそんなことを思った。 筆者が賃貸マンションのベランダで家庭菜園をして、それを通して気がついたことや考えたことを書き留めているようなエッセイたちなんだけど、気がついたら読みながら人生のことを考えてしまって笑ってしまう。 解説の藤野可織さんも「生きいく」という気概というテーマで解説を書いていて、さらに笑ってしまう。 なんだかナオコーラさんの文章は、私はこんなふうに生きるぞ、という自分の軸のようなものを考えさせられる。本人はあまり意図していないんだろうけど。 バジルはいつか育てたいと思っていたけど、とりあえずディルも育ててみたいな。 春が待ち遠しくなりました。
題名に引かれて読んでみた。私も園芸を少しやっているので実用的な知識も得られて得した感じ。非常に凝る人なので中々参考になった。作家として人間として非常に誠実 正直な人なので読んでいてスカッとする。「東日本大震災の後、私は生活することが恥ずかしくなってしまった」自分を納得させたくてグリーンカーテンを始め...続きを読むた、という気持ちよくわかる。
一度でも植物を育てた方なら、読んでて共感を覚えると思います。間引きに対する何とも言えない嫌な感じや発芽した時の喜び、突然理由も分からずに枯れてしまい悲しい思いをしたり、ホント色々有ります。
ベランダ園芸を始めたので読んでみた。 私は今まで花の苗を買ってきて植えたことしかなかったが、この本では種から育てることの面白さや深さを、どうしてそう感じるのかということが掘り下げて書かれていた。 普段ぼんやりと感じていることが明文化され、なるほどと腑に落ちることだらけで、これはもう種を撒くしかないと...続きを読む思った。
太陽がもったいない、を改題していたんですね。ナオコーラさんのあとがきを読むと山崎ナオコーラさん自身の時代のうつろいを一気に感じました。2人目のお子さんを出産予定との事ですので、なによりです。
前半は園芸の話が中心でよかった。ベランダで育てるので身近に感じられ、やり方も具体的に書いてあり、イメージしやすかった。スーパーで買ってきた野菜からバラまで、手広くやっているのも面白い。また、正しいやり方だけでなく、うまく育てられなかった話まで赤裸々なのがリアルでよかった。失敗談がのっている方がハード...続きを読むルが下がって、始めようとする気持ちが起こりやすい。読んでいくうちに、どれ、ネギでも育ててみるか、という気持ちになれた。しかし終盤にかけてが、少し頂けなかった。ベランダ園芸に関係のない、著者の愚痴のような自慢のような、考察の欠片もない垂れ流しの文章で、それまでのよさが消えてしまっていた。園芸をしようという気持ちも、なんかそがれてしまった。それがもったいない。 園芸の本と思って読むと、終わりにかけて著者が邪魔な構成になっていた。私が作家になりたいと思っていたのでそう感じたのかもしれない。この本を読んで作家になりたいと思えなくなった。正直にいうと、ネットの批評みたいな文章が、作家というだけでよく出版されているな、と思ってしまうところもあった。文章力や文脈の問題ではなく、そもそも不要なことや園芸からはずれたことを書きすぎているのでは。あとは仕事で一発当てて楽したい、という考えが自分には合わなかった。 作家だから何でも許されるわけではない。作家とは仕事であり、仕事はその人の本質ではない。作家である前にどういう人であるか、その部分が合わない人だったな、ということで、それも含めて勉強になった。
この本はとても読みやすい導入で、初日に一気に半分まで読んでしまった。植物との出会い、育て方、組み合わせ方、間引き方、それに対する想いなどエッセイとして追体験と、教えてもらえるような感じがした。 中文、ナオコーラさんは世間の声や見え方を気にされるのだな、という文章が所々に見られたが、それでも、振り絞...続きを読むるように本音を書き残してくれていて、代弁してくれているような気持ちと、本を読むからには出会いたかった本音が少し見えたのがよかった。 個人的には、「ゴミ」という言葉が好きということ(没案が出来ても肯定が出来るし)、「借景」で引用されている百合子さんの文章が心に残る。 最後の章に向かうにつれ、美しくも悲しく、悲しくも美しい園芸との距離感が描かれていく。人生の、機を選んでくれない感じが、描かれている本の世界の幅を広げているように思う。自分も、近所に川があり散歩をするのが好きだ。また、長野に行った時、山が雄大と聳え立つことに安心をする。自分以外の時の流れがある、ということに安心する。この人もそう思っていたのだ、自分と同じことを感じて生きている先輩がいるのだ、ということが知られて心が広くなる感じがした。 園芸の話から、生きることに緩やかにつながっていく魅力があった。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
ベランダ園芸で考えたこと
新刊情報をお知らせします。
山崎ナオコーラ
フォロー機能について
「ちくま文庫」の最新刊一覧へ
「エッセイ・紀行」無料一覧へ
「エッセイ・紀行」ランキングの一覧へ
あきらめる
浮世でランチ
美しい距離
お父さん大好き
カツラ美容室別室
かわいい夫
可愛い世の中
ご本、出しときますね?
「山崎ナオコーラ」のこれもおすすめ一覧へ
▲ベランダ園芸で考えたこと ページトップヘ