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Posted by ブクログ 2021年06月16日
魔女狩りとは、異端を排除するためのものだったのだ。
最初は教会も自分達の教えにそぐわないものに対してもおおよそ慣用であった。
しかし、自分達の地位を脅かすと判断したとたん、強硬的な姿勢を露にした。
疑わしいものは罰する。そのような姿勢のもと、残虐な魔女狩りが中世の時代には行われていたのである。
恐ろ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年06月11日
15~17世紀の中世ヨーロッパで、「魔女狩り」の嵐が吹き荒れた。
それは、異端審問(inquisitio pravitatis hereticae)ともっともらしく呼ばれながらも、実のところ「狩り」というのがふさわしい、野蛮で残酷な狂気の沙汰であった。
「魔女」と見なされたのは、女性ばかりではない...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年03月06日
魔女狩りが経済的または政治的な事情をはらんでいることについて、非常に腑に落ちる印象を受けた。
富の争奪と政治権力の獲得におけるひとつのツールが異端審問であり、本来の異端審問とは無縁であった魔女であることがわかる。
ツールは為政者の都合の良いように組み合わさり、絶対に否定できない価値のもとに人を拘束す...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
中世キリスト教国の異端審問の歴史における「魔女裁判」について記述されている。「世界国家」統轄のために作った異端審問制度により、いつしか魔女は異端者であるものとされ、「魔女裁判」にて残虐な拷問・処刑を執行されるまでになった。衝撃的だったのは、「ヒューマニズムと実証主義のルネッサンス時代は、一方では残虐...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月11日
中性からルネッサンスにかけて、ヨーロッパで荒れ狂った魔女狩りの実態を解説している本です。
ローマ・カトリック教会は、南フランスで展開された異端運動に対してアルビジョワ十字軍を送り込み、鎮圧します。そしてこの事件を機に、教会は異端審問にまつわる制度を整えますが、その制度のもとで残虐な魔女狩りがおこな...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月28日
参照:
(『ヨーロッパとはなにか』増田四郎, 岩波新書)
「ルネサンスは、文字通り復興であり、再生である。何の復興または再生かといえば、教会中心の神学的世界観に対する人間中心の文化の復興にほかならない。 」
「ヨーロッパ人が……キリスト教圏だと自任するようになるのは、歴史的にはよほど後世のことで、イ...続きを読む
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