キュー

キュー

2,530円 (税込)

12pt

3.2

平凡な医師の僕が突然拉致された先では、世界の趨勢を巡る暗闘が繰り広げられていた。その中心には、長年寝たきりのはずの祖父がいるという。そして明かされる祖父の秘密、それは人類を一つに溶かすという使命なのだが――超越系文学の旗手がその全才能を注ぎ、Yahoo!JAPANでの同時連載も話題となった、芥川賞受賞第一作。

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キュー のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読書開始日:2022年2月10日
    読書終了日:2022年2月16日
    所感
    著者はどの作品も描きたいことは一貫している気がする。
    描きたい結末に対してアプローチは変えている。
    人間の進化の行き着く先は、偶然性、一回性を排除した世界。全てが明かされた世界。
    でもそこは無である。
    それを防ぐために、上記と

    0
    2022年02月17日

    Posted by ブクログ

    シンギュラリティ(技術的特異点、AI進化によって2045年頃に起こるとされる決定的な変化)をモチーフにたストーリーで、世界が進化して、時間、寿命、個人といった概念がなくなっていく物語だと感じました。
    私個人としてはもう少しだけ人間性が展開されればという思いもあり星3つですが、壮大な世界観で先の読めな

    0
    2024年04月25日

    Posted by ブクログ

    第二次世界大戦と現在と700年後の3つの世界が「All Thing」を中心として交互に進行。奇想天外な!と思ったが、「2001年宇宙の旅」で出て来るモノリスのような、人智を超えた「モノ」が案外この世界を支配してるのかもと感じ入った。不思議な余韻。

    0
    2023年04月02日

    Posted by ブクログ

    はじめ10ページでなんだよまたニムロッドかよと思ったが、それも全部繋がってるからだということなんですね
    まだニムロッド以外を読んでないので評価不定、よって星3

    0
    2019年09月16日

    Posted by ブクログ

    なかなか難解だった。第二次世界大戦が身体に入っている少女、長い間寝たきりだった祖父、謎の組織。言葉を棄て、人間というハコを棄てた人間の行き着く先はどこなのか?
    次々と主観と時系列が入れ替わる書き方は面白いけど、骨が折れました。答えは、こちらで想像しろということなのか、なんとなく着地展が見つけられない

    0
    2019年07月02日

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