数の女王

数の女王

1,408円 (税込)

7pt

主人公のナジャは、メルセイン王国の王女。この世界では、人々はみな神から「運命数」を授けられているという言い伝えがある。
十三歳のナジャは、母である王妃から愛されず、使用人同様の扱いを受けていた。
ある日、数年前に死んだ最愛の姉ビアンカが、実は王妃によって呪い殺されたという噂を耳にする。真相を追う中でナジャは不思議な鏡を手に入れ、導かれるようにその鏡のなかに吸い込まれた。そこで、王妃の呪いの手伝いをさせられている妖精たちと出会い、彼らから王妃の秘密を知らされる。
物語に関係する数学的テーマ:素因数分解/素数、疑似素数、カーマイケル数/フィボナッチ数列、リュカ数列/メルセンヌ素数/完全数/友愛数/三角数/巡回数、カプレカ数/フェルマーの小定理/コラッツ予想

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数の女王 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年11月03日

    人間一人ひとりが、固有の運命数を持って生まれ、その運命数の特徴に応じた性質、能力を秘めているという、他に類を見ない独特な着想に基づくファンタジー小説。中世ヨーロッパ風の世界観で、とある王国を支配する女王に養子として育てられた少女が主人公というと、ファンタジーの舞台設定としてはありきたりにも思えるが、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月15日

    白雪姫の物語に,整数論における特別な整数を盛り込んだ創作。整数論の学習に疲れた頭を休ませるために読んだ。

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    Posted by ブクログ 2022年07月13日

    一人ひとりが運命数と呼ぶ固有の数字を持って生まれる世界。その数字を素因数分解(割り算的な)することで相手を呪い殺す力を得た悪の女王が、世界を意のままに操ろうとしている。

    それに抗うのは13歳の赤毛の少女。算術に長けた妖精や森の長と協力して、女王が持つという運命数【ひび割れのない数=素数】を打ち破り...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年12月12日

    剣と魔法の世界を舞台にしたファンタジー。
    ファンタジー世界では「魔法の存在は所与のもの」であるが、川添氏の著作では「魔法等と学術的問題」のリンクが試みられている。
    本作で取り上げられているのはずばり「数」。
    現実のことは全て忘れて物語を楽しみたい、という人には向かないが、様々な「数」の性質を知り、感...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年05月12日

    本書の著者である川添愛の別の本が面白かったこともあり、こちらも読んでみました。

    『数学ガール』と『博士の愛した数式』のような要素を持つファンタジー、というのが自分の印象です。
    何よりも、数字の使い方がとてもうまく、また、数字の意味付けや、キャラクター設定も絶妙だと思いましたし、それらとこの本の世界...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月31日

    数学ファンタジーって珍しいなって思って読みはじめたら、横書き!読みなれないな~って最初は感じたけど、なるほど横書きじゃないと数字並べるの大変よね。

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    Posted by ブクログ 2021年11月17日

    一人一人が、与えられた「運命数」を持つという不思議な世界観に引き込まれるようにして読み終えました。
    世界観はなんとも不思議だけど、自分の数値に傲り、人を持って生まれた数だけで判断しようとする姿勢は、なんだかよく知る世界のような、、、

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    Posted by ブクログ 2020年07月13日

    人は生まれながらにして平等ではない。持っていないものを嘆いてもしかたがない。持っているもので何ができるか自分で考えて、そして行動するのだ。

    そんな熱いメッセージが込められたのはたまたまだろうか?

    たぶんそうではないだろう。それは著者の著作に一貫して流れているテーマなのだから。

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    Posted by ブクログ 2020年01月13日

    数学の知識を織り交ぜたファンタジー作品。神や権力者、戦士をとりまく筋書きが稚拙な感じもあるが、登場人物が固有の数字に置き換えられ、力や魔力を発揮するといった展開が面白い。素数やフィボナッチ数など昔習った事柄が、なつかしく思い出された。力作だと思う。

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    Posted by ブクログ 2019年11月04日

    数字の持つ「神秘的な」特徴はそこに神や妖精の存在を、感じさせる。小説、しかもファンタジー小説のような体裁でこのようなストーリーが現れるのは必然なのかもしれない。フィボナッチ数、コラッツ予想、などが題材に使われる。

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