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ラッシャー木村の「こんばんは」に,なぜファンはズッコケたのか.ユーミンの名曲を,なぜ「恋人はサンタクロース」と勘違いしてしまうのか.日常にある言語学の話題を,ユーモアあふれる巧みな文章で綴る.著者の新たな境地,抱腹絶倒必至!
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Posted by ブクログ
分かりやすく興味深い内容だった。助詞の「は」と「が」の使い方については、前後の名詞の関係が随分と変わってくるという説明があり、とても納得した。会話のほとんどが雰囲気で成り立っているのだなと考えさせられた。
東大出版会がだしてる広報誌に連載されてる言語学コラムを書籍化したもの。 言語学専攻としてはめちゃくちゃ面白かった 「言語学者は日本語の誤用に厳しそう」とか「恋人はサンタクロース」「恋人がサンタクロース」どっち?とか、わかるーーってなったりなるほどーってなったりするし、砕けた感じの文体だから読みやすい...続きを読むし 言語学系のコラムちっくな本やっぱり好きですわ。もっとよみたい
(言語学)の勉強する振りして実はただクスクス笑いたい、つまり私は真面目で意識高い系で勉学に励むんですってスタンスを保ちつつ漫画読みたいようなヒトに向けられた本です。
「言葉」とその周りにあるあらゆる情報を(推測を含め)分析するとこんなに面白いんですね。私も、恋人「は」サンタクロースだと思い込んでました。著者のキャラも相当面白いです。何回か思わず吹き出してしまいました。round2待ってます。
ソシュールに関する小ネタを探して、必要があって読みました。川添さんの本は初です。 ところがどっこい。ソシュールさんはちぃ〜とは出てくるが、良い意味で想像を裏切られました。 当初の目的は果たせそうになかったけど、普通に面白くて読んでしまった。 軽妙な語り口調、何かどこかで読んだことがある感じだな〜と思...続きを読むったら、さくらももこだ。川添さんは、言語学界のさくらももこさんと言ってもよいのではないでしょうか。 (さくらももこさんが少女漫画家の中でもアウトサイダー的にご自身を認知されていたあたりも、川添さんに重なる。) 夫が「は」と「が」で卒論を書いた言語学徒であったこともあり(まさに底なし沼!)、親しみを感じつつ楽しく読ませていただきました。
すごく楽しかった! 硬い文章かと思いきや、何度声を上げて笑ってしまったことか。プロレス知識がない私でも、存分に楽しめました。 とにかく、文章が面白すぎです。面白いのに「なるほど〜」と知識も得られてとても満足。挿絵も良かったです。 「08 たったひとつの冴えたAnswer」 リアクションに困るシチュ...続きを読むエーションは、まさに最近気になり出していたことだったので、コピーして手元に置きたいくらいでした。(ちなみにGLAYと氷室氏には全く興味がありません)。
「AIは『絶対押すなよ』(熱湯風呂の上島竜平)を理解できるか」 これだけでも、興味深い。 そして表紙には、ラッシャー木村、アニマル浜口、藤波辰爾、長州力がいる。 「退屈なヤツはプロレスで遊べ!」 週刊プロレスがかつて掲げたキャッチコピーを思い出す。 著者は言語学を専門にする、昭和生まれのプ...続きを読むロレス好き。 本書は東京大学出版会が発行している「UP」(ユーピー)に連載されたコラムをまとめたものだ。 「だだし、筆者の連載はどちらかというとイロモノ枠で、フルコースの途中に出てくる『お口直しのシャーベット』程度の位置づけである」 「できれば、最初から『箸休め的な内容しか載っていない』ことをご了承いただいた上で、読むかどうかをはご判断いただきたい」 (「この本を手に取ってくださった皆さまへ」より) ・ラッシャー木村の「こんばんは事件」の謎に迫る。 なぜ普通の挨拶が、ファンに語り継がれる事件になってしまったのか。 ・たったひとつの冴えたAnswer 氷室京介とTERUの対談に読む、相手を思う「心」の大切さ。 ・藤波辰爾には、その得意技だけでなく、すべてに「ドラゴン」がつくのか。 ドラゴン・スープレックス、ドラゴン・ロケット、ドラゴン・スリーパー、ドラゴン・リングイン、ドラゴン・ストップなどなど。 難しいことをわかりやすく伝える力。 目に見えないこと、気づかないことの根源に迫る探究心。 心優しき感性から生まれるユーモア。 気軽に読めて、たくさんの気づきがある好著。
「AI」と「言語学」と「バーリ・トゥード」というキーワードに惹かれて読んでみた。 本書は『UP』という冊子の1回10ページ程度の連載を寄せ集めたもので、「AI」と「言語学」について掘り下げてみようという意志は全くない。 本文中で著者が書いているとおりで、実質的には単に川添愛さんが普段考えているバカ話...続きを読むを披露しているだけだった。 だが、言葉に対して感じる自然さ/不自然さ、正しい日本語/正しくない日本語、について考えさせられ言語学の雰囲気がふんわり伝わって来た。 プロレス好きな人にとって「時は来た!」と「こんばんは!」は特別に印象深く微笑ましい言葉でしょう。 両方とも見ていた私は、言葉を発した本人だけがくそ真面目で、その場の雰囲気になじまず浮きまくっている姿に思わず苦笑した記憶が蘇る。 本書では、興味をそそる言葉が幾つか取り上げられていて、その言葉の意味することを考えている。 著者は、「恋人がサンタクロース」を「恋人はサンタクロース」と勘違いしていたようだが、私は最初から「が」を少し強調するような感じで聴いていた。 「は」で聴いていたら、インパクトが小さかっただろうという気がする。 「絶対に押すなよ!」という日本語の意味と、話し手が聞き手に伝えたい意図のズレはAIには非常に分かりにくい。 最近読みふけった益田ミリさんの「僕の姉ちゃん」のおもしろさも、言葉の意味と意図のずれによるものだと気が付いた。 女子の言葉を額面どおりに受け取って、意図を察っすることの出来ない男子のネタがまさにこの構図だ。 「パンにおいしい」とか「海老名市最高層を、住む」など、どこか引っかかる言葉の謎解きもしてくれる。 川添愛さん、オモシロい人だというのが本書を読んだ印象。 プロレスが純粋に面白いということを理解しているのも素晴らしい。 気の滅入るニュースや言葉による罵り合いにうんざりした時は、プロレスのような物理的な「どつき合い」に癒されるに限る。 プロレスでは放った言葉の責任はすべてレスラー本人が背負うし、何よりもプロレスの勝負には自分が巻き込まれる心配がない。 などと、プロレスの話題が盛りだくさんなのも良い。 全体的におふざけキャラの語り口だが、行間から言葉に込められた想いを適切に受け止められていますか、という問いかけが伝わって来る。 「言葉は生き様、心を表す。」ゆえに、AIは「絶対に押すなよ」を理解できないと思う。
笑える読み物として単に面白いし、ネタ的にいろいろ懐かしくもある。内容的には、自虐話への応答について考察した第8章や前提がらみの問いかけの怖さを説いた第9章あたりが印象に残っている。
タイトルに期待すると裏切られる(言いすぎか) 言語学をネタにした抱腹絶倒エッセイといった感じ。読書の入口がエッセイで今は語学が趣味の自分にとっては最高の一冊だった。Round 2にも期待したい。 追記: 素人の自分には分からないだけで、他の書評を読むと言語学の専門的知見は随所に張り巡らされているら...続きを読むしい。
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