おばちゃんたちのいるところ Where The Wild Ladies Are

おばちゃんたちのいるところ Where The Wild Ladies Are

704円 (税込)

3pt

追いつめられた現代人のもとへ、おばちゃん(幽霊)たちが一肌脱ぎにやってくる。失業中の男に牡丹灯籠を売りつけるセールスレディ、
シングルマザーを助ける子育て幽霊、のどかに暮らす八百屋お七や皿屋敷のお菊……そして、彼女たちをヘッドハントする謎の会
社員・汀。嫉妬や怨念こそが、あなたを救う!? 胸の中のもやもやが成仏する愉快な怪談集。

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おばちゃんたちのいるところ Where The Wild Ladies Are のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    凄く良い。時代にフィットと思ったら2016年に出てる。やっと追いついた。
    フェミニズム全開なのは好きじゃないけど、絶妙にフェミニスト臭が消臭されてる。主張はあるから、ユーモアで相殺されてると言った方が良いかもしれない。拒否感なく読める。
    特に「クズハの一生」は何度も読み返した。馬鹿な振りをした若かり

    0
    2024年03月28日

    Posted by ブクログ

    傑作!
    何これ?とワクワクしながら読みました。
    1話目の「みがきをかける」に度肝を抜き、夢中で読みました。
    落語や歌舞伎を元にしているそうですが、かなり攻めてます。
    とても楽しかった。

    0
    2023年11月09日

    Posted by ブクログ

    落語や歌舞伎で題材にされる、怪談物。
    それを、現代風に小説にしたら、こんなに面白い。

    失業中のサラリーマンのもとに、真夜中に牡丹灯篭を売りつけに来る、かなり常識外れのセールスレディ二人は、言わずと知れた、露子と米子。

    播州皿屋敷で有名なお菊は、注文した皿が一枚足らないことから、素敵な恋が発展する

    0
    2023年07月05日

    Posted by ブクログ

    おばちゃん幽霊はいい仕事する
    中盤は短編同士がつながって、でもラストはそうでもなさそうで続きが気になる

    0
    2022年05月01日

    Posted by ブクログ

    幽霊がおばちゃんとして現れ、現れた者の心を晴れやかにしていく作品群は愉快痛快でありもはや尊さまで感じるほど。そこに「成仏」という言葉が思い浮かぶのは怪談噺が故か? 巻末にある各作品のモチーフとなった話を知っている者からしたら、より楽しむことが出来た。

    0
    2022年02月21日

    Posted by ブクログ

    完全にタイトルに惹かれて読んでみた感じの本ですが、一つの話が短いので、通勤でサクッと読むには良いかと思います。昔からある怪談をモチーフに作られているようですが、すごくライトな感じの話から深い話まであり、興味深く読めました。幽霊だけど働くお母さんの代わりにシッターをしているとか、燈篭のセールスに来るの

    0
    2023年04月16日

    Posted by ブクログ

    溶解や幽霊をモチーフに、死んだおばちゃんと話したり妖怪のセールス受けたり、変な会社で働いたりする。ちゃんと生きていかなあかんなとか世の中に色んなことがあるなとかいうことを、魅力的な幽霊とか妖怪に教えられる感じでした。

    0
    2023年03月09日

    Posted by ブクログ

    一番最初の話 みがきをかける で、一気に物語に引き込まれました

    各作品にモチーフがあって、そこに新しい設定(社会.会社)が加わり、不思議空間と生きてる人、もう生きてない人の交わりがあり、、

    面白かったです!
    結局一番怖いのは 生きている 人間です

    0
    2023年01月26日

    Posted by ブクログ

    主人公の元に親戚の元気なおばちゃんがやってくる。
    関西弁でまくしたて、1人ボケツッコミ。
    紫と金色のスパンコールで虎を形成している化繊丸出しのセーター…。
    主人公は何やら落ち込んでいる様子なのに、だ。
    そこで主人公はキレる。

    おばちゃん死んだやん!しかも自殺やん!

    おばちゃんは少し遠い目をした後

    0
    2023年01月15日

    Posted by ブクログ

    怪談がベースになっていて、よく知った怪談なんだけど、それのなにか引っかかるところを昇華してくれた短編集のように思う
    そして底流にはフェミニズムが流れているようにも思う

    0
    2022年12月15日

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