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生きてて良かった! そう思える、幸せ……。アルコール依存症で離婚、10回の吐血、再飲酒(スリップ)、そして、ついにアルコール病棟に入院することになった、元戦場カメラマンの「僕」。そこで出会った個性的な面々との生活が、僕を変えた。うちに帰りたい――。依存症を克服し、愛する元妻、子供たちとの時間を取り戻したが、そこには悲しい現実が……。笑って泣ける私小説。浅野忠信・主演で映画にもなった名作――「不器用でも抱きしめようとする生き方に、心、動かされました」(浅野忠信)
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Posted by ブクログ
さいばらの夫。食べ物を食べずに、お酒でカロリーを摂る日々。アルコール中毒との闘い。アルコール中毒とは何か⁉どういう症状の病気かおしえてくれる。立派な闘病記‼
一日でバーッと読みました。毎日かあさんを観たばかり。同じ時期の話だけれど各々の視点なので、また違う。あんなに酒で死ぬと云われ、現に死にかけたのに本当に死ぬのが癌なんて…。何をするにせよ依存症は病気!本人の意志が1番だが、家族の協力なしでは完治しない。家族をやり直せる兆しが見えてただけに残念。鴨志田さ...続きを読むんは見捨てられない可愛い男。西原さんは妻と母ちゃんの鑑な女。
サイバラが好きでずっと読んでいるので、だとしたら、これも読まねばなるまい。アルコールでボロボロになってしまった自分を見据え、それを突き放して書いている著者。自分を突き放せるくらいの距離感を戦場で見たものに対して取れたなら、彼はこんなふうにならないですんだのではないだろうか。戦場に行くには優しすぎる、...続きを読む繊細すぎる人だったのだろうと思う。 いくら辛くても、帰れば抱きしめてくれる人がいる場所を持っている人は幸せなのだと思う。それは何もしなくても自然にできあがるものではない。それは、自分が思いを注いで、相手のために頑張って、作り上げる場所。お酒を止められてからの時間は短かったけれど、鴨ちゃんはサイバラと子供たちの待つ「うち」に帰っていった。最後の一行に、言葉では言いつくせない愛情を感じる。
この本を読むたびに涙が出てきますがアルコール依存症で、奥さんにも捨てられた男が自らアルコール病棟に赴き、病を治して家族のもとへ帰っていく話です。生きることの重みを伝える本です。 永作博美と浅野忠信主演で映画化されるというので、久しぶりに読み返してみた。涙が出た。リリー・フランキーの帯にある、 『な...続きを読むんだかんだあっても、幸せな男』 というように、彼は、鴨志田穣は『幸せもの』だとおもう。本当に。 内容はというと、アルコール依存症で十回血を吐いて閉鎖病棟で治療をする鴨志田穣と離婚をしながらも『家族』として彼を支え続ける西原理恵子とその子どもたちの家族の物語である。僕は、ほとんど酒が飲めない。でも、それが救いになっていて、おそらく現在の僕のような経験をすると、アルコールに限らず何らかの依存症になってしまうのではないか、と思うからだ。 鴨志田穣は、帰る家を見つけて、愛する人の膝で、最期を迎えた。立派で品行方正な人間の人生には少しもシンパシーを感じないが、不思議と彼の人生にはシンパシーを感じてしまう。それは僕が、『ダメ人間』であるからに他ならない。そんな『本性』をひたすら押さえつけて『世間』という実体のないものとひたすらおり合わせようとしている自分がいるんですけど、「はたしてそれでいいんかね?」と自問している自分が最近います。まぁでも、彼は結局、帰ることが出来る「場所」があった。僕はたぶん、ないだろうな。 まぁでも、「帰らぬ道は誰もおなじ」ですからね。くいのない生き方をしましょう。それが彼にとっての供養です。
映画版を見てから読みました。 映画の、あの軽やかなタッチそのままの文章。 その描写の中で積み重なっていく現実の重みに、 最後にはとても切なくなりました。 お酒に飲まれるほど飲めないことが幸せなのか。 お酒に飲まれるほどひどい現実を知らないことが幸せなのか。 ともあれ、今自分が幸せであることを感じ...続きを読むさせられました。
深刻な話の内容のはずなのに、軽く楽しく(?)読めてしまった。 きっと作者の人柄のせいなのだろう。 読み終えて、ほんわかと優しくなれる かなりイイ感じの読後感だった。
鴨志田 穣氏の著書です。 この本の文末に「この物語はフィクションです」とありますが、鴨志田穣氏の実体験に基く点が多々あり、自伝的なものだと解釈します。8割は実話ではないかと。 著者の本は全て所有しておりますがとても考えさせられる内容でした。
サイバラのダンナさんであり、戦場カメラマンであった「カモちゃん」の、壮絶アル中闘病私小説。「毎日かあさん」の4巻までに載っていたエピソードは、実際はこんな状況だったのだなぁ〜と再認識できました。この本でも、サイバラ作品でも、このあたりのことはサラ〜っと描かれていましたが、現実はホント壮絶だったのだろ...続きを読むうなぁ・・・。サイバラのだいぶ以前の作品では、カモちゃんのいろいろな武勇伝(?)が紹介されていましたが、この本では病気のせいでとても弱ってしまっている様子ばかりで、なんだかサビシイものがありました。しかし、よくぞアル中を克服しました。これってスゴイことなのだ。ホントにエライ!いやはや、酒はほどほどにしないと。ほんとほんと。酒好きは、いつあっちの世界に転んでも不思議ではない。他人事じゃないですわー。
西原理恵子さんの元旦那さんの筆による作品。 どうしようもないアル中の筆者と、それを見捨てることなく(毒舌まみれではあるが(笑))、世話を焼く(元)奥様、それからその子供たちが織り成す何とも暖かい家族愛。 決して誉められたものではないが、ほのぼのの中に、随所に奥様に対する感謝の気持ちが感じられて、悪く...続きを読むないな、と思いました。
アル中文学
中島らもに並ぶアル中文学の巨頭 ww 壮絶な状況のハズなのに悲壮感なく読めました。いろいろ考えさせられる本でした。
#切ない
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