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迷惑、顰蹙、無理難題。人生、困ってからが面白い! 奥田英朗の蔵出し短編集! 貴重な対談2本も収録。脱サラで会社を興した38歳の社長。渋滞中の車にどんどん知らない人を乗せる妻。住み込みで働く職場の謎めいた同僚……。微妙な空気を絶妙に表現する奥田英朗ならではの人間ドラマ!短編、対談からショートショートまで、あれこれ楽しい贅沢な一冊。コアなファンにも、はじめて読む人にもおすすめです。
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Posted by ブクログ
ドライブインサマーで放り投げようかと思ったが山田太一との対談はとても良くて、最後の夏のアルバムはグッときたのでオッケー
バラエティに富んだ短編集 あっちこっちの出版社の口車に乗せられて書いたもののシリーズ化しなかった短編や対談などを1冊にまとめたもの 6編の短編と1編のショートショートと2つの対談 ・おれは社長だ! ・毎度おおきに ・(対談)イッセー尾形 ・ドライブ・イン・サマー ・クロアチア vs 日本 ・...続きを読む住み込み可 ・(対談)山田太一 ・セブンティーン ・夏のアルバム 「おれは社長だ!」「毎度おおきに」「ドライブ・イン・サマー」「セブンティーン」「夏のアルバム」なんかは家シリーズに入っていてもおかしくない気がする 脱サラして起業する夫の話も家シリーズにあったしね ま、「ドライブ・イン・サマー」はオチがちょっとアレなユーモアなので毛色が違う やはり著者自身が広告業界に身を置いていた人なので、冒頭の2作に描かれてる事情は本当に横行している事なんだろうなぁと思ってしまう これはこれで続編があってもおかしくないストーリーだけど、もう書く気はないって事ですかね 「ドライブ・イン・サマー」は舞台演劇っぽくも感じる 何ででしょうね? 「住み込み可」は実体験をきっかけにしたものらしい 観光地の食事処はリピーターを気にする必要がないので、傍若無人な振る舞いをする店員がいてもおかしくない のか? 「セブンティーン」 親としてはなー、気持ちはわかる 止めようと思っても止めきれるものではないので、いっそちゃんと避妊の事を考えているのを安心材料とするべきなのでは? 「夏のアルバム」 あとがきによると、著者の短編で「5本の指に入る出来」とのこと 田舎暮らしなだけに、こんな雰囲気わかるわー 確かにいいお話ですね 対談の2つ、特に山田太一の方は自身の好きがふんだんに出ている 様々なジャンルを書かれている理由 読者の期待に応えないように逃げるらしい でも、逃げた先の伊良部シリーズで直木賞を獲ったりと因果なものですね 期待される事を恐れているのでしょうか 著作を大体は読んでいるけど、どれも面白いので私はどんなジャンルの作品であろうと期待してしまいますけどねぇw 最初は短編集かと思って読み始めれば、「連作短編?」と疑うように続きの短編があったり やはり短編集かと思いきや対談が入っていたり さらに箸休めみたいにショートショートが入っていたりと、読んでいる最中は「まとまりのない事だなぁ」と思っていたけど、あとがきでその辺の事情が明かされる 著者の心情がダイレクトにかかれてあって、あとがきが一番面白かったかも?と思ってしまうw
対談も挟まれていて、バラエティに富んだ内容でした。俺は社長だ!という最初の話は、脱サラして社長として仕事をしていく人間の希望だけでなく、葛藤や不安が面白く描かれていて面白かったです。話の最後の方で子供とパパの会話からのほんわかする家族のやり取りが、それまでの外で気を張っていた社長としての立場とのオン...続きを読む·オフがあって日常感を感じました。
たぶん空中ブランコだったかな、初めてこの人の本を読んだのは。 それがもう面白くて、しばらくの間何冊か読んだんだけど、そういえば最近は読んでなかったなあんまり。 この本はまぁ出たのも7年くらい前だし書かれたのもその前だから、新しくはないのだが、相変わらず読み易いしそして面白かった。 最後の「夏のアルバ...続きを読むム」は著者もいうように良い話だったな。
タイトル通りのバラエティに富んだ内容の秀作がとても楽しく、読み進められました。中でもあとがきに作者も触れていますが、ラストに収録されている「夏のアルバム」が懐かしさと切ない子供ごころが思い出されてとても良かったです。
短編6、ショートショート1、対談2、あとがきで構成された、 なんて言ったらよいのか、たぶん短編集かな。 タイトルの意味は、読めばわかります。 各出版社で何かと理由付けされて依頼された際に書いた短編が、 続かずに、本にならず放置されていたものを担当編集者が、 1つの本にまとめたという作品。 1つ1つ...続きを読むの短編は面白いが、まとまりがないために、 本としてはどうなの?って思うところではあるが、 最後の短編および、あとがきまで余すことなく読むことで、 うるっときてしまいました。 当時読んでいないファンの目に留まることが無いであろう、 短編が読めて、しかも著者・奥田英朗の思いが書かれたあとがきに、 涙する。別に、感動を促すあとがきではないのだが、 なぜか、最後の夏のアルバムという短編と相まって、 涙が・・・。
これはこれは、特異なものを、手にしてしまいました。 いや、おもしろかったです。 「あとがき、というより、言い訳です。」 とありましたが、よせあつめ短編集だったのねぇ。 こんな形式のは初めてみた。 奥田さんの人柄がよく出ていた作品で、 とてもよかった。 「あとがき」と、対談。 イッセー尾形さんも山田...続きを読む太一さんもよく知らないので、よく分からないことも多く、読み飛ばしちゃったところもあるけど、奥田さんて、こういう人なんだぁ、こういう考えでこういう書き方をしてたんだぁ、と親近感が湧いて。 ファンとして感想ハガキとか送ってみようかなぁなんて思ったり。 作品としては、 「おれは社長だ!」「毎度おおきに」 すきだったし、 「ドライブインサマー」も、「最悪」みたいな、めっちゃくちゃな絡み合いが面白かった、 「住み込み可」もヒヤッとする感じが読み進めちゃったし、 「セブンティーン」これも秀逸。私の息子も年頃になったらどうしよう、避妊教育が第一なんだろうか…とモヤモヤとかね、 「夏のアルバム」もきっと経験をもとにしたんやろうと思ったけれど、最後のシーンがとても良かったしね、奥田さんのお気に入りというのも、いいですね。 奥田さん、大好きです
やっぱり面白い おれは社長だ! 毎度おおきに の二つはほんとにシリーズ化してほしい セブンティーンも夏のアルバムも好きだな
個人的には17歳の娘を持つ母親の葛藤がきめ細やかに描かれた「セブンティーン」 奥田さん自身が短編の中で五指に入ると書かれている「夏のアルバム」がお気に入りです。 自分も自転車の補助輪を外した頃の事を思いだし 昭和の懐かしさを感じると共に、少年・少女時代の純粋な気持ち想い起こさせてくれる様な作品...続きを読むでした。 イッセー尾形さんとの対談はもう10年も前の物ですがその会話から奥田さんの人柄が滲み出ていて 最近の作品の中にも通じる温かみを感じなんだか心がほっこりしました。
短編集。さすが!こういう人、いるわぁって思わせる描写。(嫌な人ほどリアル) ぜんぶ面白かったけど、ドライブインザサマーの メチャクチャな感じが特に好き。 作品は好きだけど登場人物はほぼ嫌い。
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