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Posted by ブクログ 2020年10月09日
「このようなことを呪い歌のように自分自身に謳い聞かせる必要があり、それゆえに、私はもう長いこと物語(ミュートス)を語ってきたのである。」p.114
「人間の言葉(ロゴス)は十全な真理に達するほど信頼できるものではありえない以上、哲学の探求は自己反省を加えながら、生ある限り続けられなければならない」...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月01日
哲学史の教科書でプラトンの教説とされているイデア論。
それをもっともまとまった形で示している著作。
ソクラテス最期の日、肉体と魂とが切り離される死の直前という舞台設定にふさわしく、
魂が対話の主題として扱われる。
「魂と肉体」という対比を軸として、思考と感覚、不変と変転、絶対と相対、イデアと事...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月27日
これまでプラトンの著作を有名どころから色々読んできた上で、これがあのイデア論か!と思った後に、ついにソクラテスの死の場面が描かれて、なんだかショックを受けてしまった…。
論理展開は?と思うところや時代背景の違い、おそらく今よりもっと神話が思考と切り離せないくらい身近であったころということで、違和感が...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月15日
ユングは「夢はあるがままの姿で、内的な真実を事実を表現する」(みすず書房 ユング夢分析論)と言っている。そしてプラトンで語られていることは、夢で捕らえようとすることと似た印象を受けた。
少し混乱。森の中。
他の訳も読んでみよう。
この本は注釈がちょっと自分には向かなかった。光文社古典新訳の他の...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月02日
いよいよ処刑当日のソクラテスは、特に哲学者は死を恐れる必要はないのだと魂の不滅と輪廻転生を説く。その中で想起説やイデア論が本格的に論じられる。
先に読んだ「饗宴」とは打って変わって、正直すごく退屈に感じてしまった。話のほとんどがソクラテスの一方的な演説と弟子の「そのとおりです」という肯定だけの相槌で...続きを読む
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