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明日町こんぺいとう商店街にある小さな文房具店「水沢文具店」の入り口には、「ペンとノートをお買い上げの方、ご要望があれば話を書きます。オーダーメイドストーリー」という張り紙がはってある。店主が自分のためだけに書いてくれる物語を読むと、悩みが解決するという噂があって―。
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Posted by ブクログ
ひさしぶりに面白いと思えた本です。 最後の2行で笑みがこぼれました。 テレビをつければコロナ、コロナで 心が疲れきっていますが、 このお話を読んでいる間はそんな事も忘れて 楽しい一時を過ごせました(‘∀‘ )
文字だから伝わる、文章だから伝えられる、そんな思いがあるってことを感じながら。 本が好きになれて良かったなぁ。 読み終えた今が最終地点だったなら、自分の物語はほんのりハッピーエンドって言っていい。
ノートとペンを買ってお願いすれば、オーダーメイドの物語を書いてもらえる文房具屋さんのお話。 うまくいかなくて、苦しくて、気持ちがじめじめしている時に読むと、さわやかな気持ちになれる気がします。 物語っていいなぁ、とじわじわ幸せな気持ちになれるお話でした。
明日町こんぺいとう商店街 この商店街の話というだけで、あーいいなぁと思えてしまう。 今回は、文具店のお話。 ペンとノートを買ったら、お話を書いてくれるという。 こんなん、絶対やって欲しいやん!と思いながら読んでました。 やってみたいなぁ。 書く側も読む側も。 人から物語をもらう、それに...続きを読むよって救われる。 僕も言葉で誰かを少しでも楽にさせられたらと。
商店街の小さな文具店を舞台にした物語。 店主はまだ若い男性。 が、影のある人物。 なのに、店頭にオーダーメイド・ストーリーを承るとある。 この店の常連となったのが、近所の小学校で講師として働く栞という女性。 なかなかうまくいかない授業と、保護者対応に疲れ、時々文具店にやってくる。 この栞により、...続きを読む店主龍臣の過去が次第に明らかになる。 なぜ龍臣が屈折しているのか。 どうして物語のオーダーメイドをはじめることになったのか。 やけに龍臣にライバル心を燃やす客で、小説家の間宮清一、龍臣の高校時代の友人、陽太、幼いころから龍臣を見守ってきた文具卸商の「青さん」らが関わっていく。 なんとなく、『ツバキ文具店』が思い起こされる作品だった。
なぜ私はこの本を読んでいなかったんだと思うほど、個人的にどんぴしゃに素敵な話でした。 やわらかくむしろ淡々としているのだけど、よかった。
「ペンとノートをお買い上げの方、ご要望があれば話を書きます。オーダーメイドストーリー」 こんな張り紙が入口に張ってある水沢文具店。 店主がお客のために、その人オリジナルの物語を書いてくれるという。 この張り紙の内容も気になるし、店に置いてある文具も海外からの輸入品やお洒落な柄の物も多く品揃えも豊富で...続きを読む、実際行ってみたくなる。 物語をオーダーするのは、みな内に不安や悩みを抱えた人ばかり。 物語を創るための参考に、とその人の内面を聞いてみると、それまで抑えていた感情が次々に溢れ出す。 上手くいっていたことも、何故か突然空回り。 理想と現実のギャップに戸惑い、迷ってばかりの日々。 周りの人達になかなか認めてもらえず、下を向いてばかり。 そんな自己否定してばかりいた人達に、物語を通して気付きを与えてくれる店主の誠実さに救われる。 自分の殻に閉じこもってばかりで気付きにくいことも、物語として客観的に自分を見ると冷静になれるもの。 笑顔を取り戻すためのオーダーメイドストーリーは、俯いてばかりの迷い人に、頭上に広がる空の青さを教えてくれる。晴れやかな気持ちになれる連作短編集だった。
仕事に悩む主人公が、ある日見つけた文具屋さん。 ノートとペンを買ったら物語を書いてくれるという すごいサービスです。 読んでみたい、とは思うものの、自分が『主人公』なので 色々と自分を語らなければならないのが大変そうです。 1話1話違う人の視点かと思ったら、最初に登場した 小学校の先生のまま。 ...続きを読む主人公、中学生、小説家、卸先、男子高校生、と 色々な人の依頼と、かかわる事によって変わっていく 店の主人たる青年。 青年と主人公の関係を、小説家が語っていましたが 一応、そうはならず、どうにかなったような最後?w 人の中に入ったかのような状態なので ひんやりとした感じもありますが、最後には ほんわかとした温かいものがあります。 どこもかしこも、何だか透き通っている感じでした。
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水沢文具店
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安澄加奈
pon-marsh
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