旧皇族が語る天皇の日本史

旧皇族が語る天皇の日本史

730円 (税込)

3pt

現存する世界最古の国家、日本。その歴史はすなわち天皇の歴史であり、世界で一番壮大なドラマである。本書で語られるのは、「為政者からみた政治史」ではなく「朝廷からみた日本史」。神々の時代から平成の皇室まで、脈々と受け継がれる八千代の流れを追う。いかにして日本という国は生まれ、二千年以上もの時を重ねることができたのか。その理由は、天皇という存在を抜きに語ることはできない。臣下に暗殺された天皇、怨霊と化し壮絶な死を遂げた天皇、祈りで国を救った天皇、朝廷と戦いつづけたカリスマ天皇……。いかなる政権においても、揺るぐことのなかった天皇の本質とは。大化の改新、元寇、応仁の乱、戦国の世、幕末、第一次世界大戦……すでに知っている出来事でも、従来とは異なる視座に立つことで、新たな様相が現れる。明治天皇の玄孫である筆者だからこそ書き得た気鋭の作。

...続きを読む

旧皇族が語る天皇の日本史 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年05月05日

    日本は権力者はNo.2、権威者がNo.1という伝統がある。藤原氏、平清盛、鎌倉幕府、室町幕府、江戸幕府、ずっと天皇を利用しても天皇にはなれないし、なろうともできない。

    日本は政治が揺れても、もっと言えば政変が起きてもNo.2が変わるだけで、No.1は変わらないからびくともしない(日本という国は変わ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2014年03月24日

    日本史の教員になります。
    この本に出会えてよかった、の一言。
    心が熱くなりました。
    日本書紀から、現代に至るまで、連綿と続いてきた朝廷、そして世界最古の日本という国。
    この国に生まれてきたことは決して偶然ではない。
    天皇は、古代から現代に至るまで、国民のために祈る存在に他ならない。
    そういうことを思...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年04月17日

    テレビだけではなく論壇もにぎわせている皇族の流れをくむ竹田恒泰による、天皇家を中心とした日本史を綴った一冊。

    天皇家中心の視点は古代と明治維新前後以降はあまりないので、そうでない時代の記述が勉強になった。

    0

    Posted by ブクログ 2013年11月02日

    天皇とは、「祈る存在」である。

    この一文が凄く好き。


    教科書みたいに歴史的事実を並べた上で、
    そこから推察される事柄と、筆者のちょっとした主張が上手く混ざり合っているので、面白く読みやすい。

    0

    Posted by ブクログ 2013年09月25日

    出だしは最低のイラストも相俟ってやや低調、近世から近代に入って著者の関心(出自)も手伝って、皇室の動静が語られて興味が尽きない。皮肉なことに、皇室からの視点からきちんと日本史を「捉えなおす」本著の様な試みが新しく見える程に、戦後民主主義は陳腐な観念的歴史観と、アナールー=網野式の民衆史が溢れかえって...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年07月29日

    初代から今上天皇までの、天皇史と言えばいいのだろうか。
    通常の日本史というのは、その時代の、事象や出来事中心で時間軸が流れていく書き方が多いのだが、天皇がどんな役割を果たしてきたのか?を追っていき、俯瞰することができる。
    そして、天皇が、古代から脈々と1本の糸でつながっていく、世界でも唯一の稀有な存...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年03月12日

    震災の中で「もっと大変な人がいるから」と耐え、譲る気持ち。その姿、様子に、世界の方から、感嘆の声があげられていました。
    震災をきっかけに猪瀬さんの著書、マッカッサーの本、そして日本の歴史、天皇に関する本を読むに至りました。 読書の旅は今も続いていますが、この1年、読んだ本を通して得た私の「結論」がこ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年02月05日

    分かりやすく、ざっくり日本の歴史が知れます。最初に日本神話が説明されますが、神様の名前にルビが振っていないため誰が誰だか分からなくなりました。
    著者自身旧皇族家の方ということで非常に興味深かったので拝読しました。難しかったですが面白いです。

    0

    Posted by ブクログ 2016年03月12日

    最近では皇族芸人のような言われ方もする竹田氏。30代前半でこの書を書き上げた事に先ず驚かされるが、しかし、皇族という特別な存在をどう考えれば良いだろう。天皇を語るのは簡単ではない。竹田氏は、これを 祈る存在 として、上手く表現している。まさに、祈る存在 なのだろう。

    人間は外敵から自らを守るため、...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2011年03月01日

    日本の始まりから現代の天皇の系譜を記した作品ですが、その流れを大きく知るにはとてもよいと思います。歴史に対し個人な興味が薄い分、ざっと途中は読んでたけど、歴史で習ったこと(壇ノ浦の戦い、世界大戦などすべて)のすぐ隣には常に天皇に関して物事が進んでいたことを知った。神話、寛仁親王との対談が個人的に気に...続きを読む

    0

旧皇族が語る天皇の日本史 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

PHP文庫 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

竹田恒泰 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す