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いよいよ「人生後半戦」に突入する50代半ば。仕事ファーストの生活もそろそろ卒業が近づき、気がつくと〝暇〟な時間が増えてきた。ついに手に入れた自由な時間を、どのように活用すればよいか? 社会に貢献する。趣味に没頭する。社交に励む……。「今やりたいこと」だけで予定表を埋め尽くし、これからの人生を充実させる指南の書。
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Posted by ブクログ
「人生100年時代」とはいえ、50歳となると 下り坂に入ります。 仕事が楽になるとは想像できませんが、役職 定年や子会社出向も充分に考えられます。 そんな下り坂をどう生きるか。考え方次第で はありますが、前向きに日々向上したいと 願うミドル層にオススメの一冊です。 平家物語の壇ノ浦で、平知盛は...続きを読む入水で最後を 迎えました。その最後の言葉は「見るべき ほどのことは見つ。いまは自害せん」でした。 「この世でみるべきものがあるとするならば、 それは全て見た。だから死というものは怖く ない」という意味です。 これから将来に向けて「見るべきほどは見つ」 と言い切ることを目指して色々な経験を積も うと決意する気持ちになります。
ハズレのない齋藤先生。 今回もハッとする見出しがいくつも。 「まあまあの人生で満足する」 「どんな仕事も『上機嫌』でこなす」 「人は向上しているときに若くいられる」 「友だちは3人いれば寂しくない」 「100歳まで学んでも、まだ学び足りない」 「人から評価されず、天から評価される」 いい年寄にな...続きを読むるには、とっても大切なこと。上機嫌で過ごしたい。
55歳からの時間の使い方を「仕事」「教養」「社交」の3つの視点に整理して紹介している。仕事や趣味の時間の使い方は、50代になり自分なりに変わってきたと思うが社交という面では、変えていくことが大事だと思った。雑談力と孔子・老子・荘子の生き方から学ぶことが必要だと思った。
向上心を持って死ぬまで努力することが、これからの人生でも大切になります。 自分で自分の時間割を決める。2時間程度を1コマとし、予定を入れてしまいます。スケジュールを管理する手帳のほかに1年間ともに歩むノートを作成するのもおすすめあです。 55歳からは、生きている意味を実感することがテーマになります。...続きを読むこの世に生きてきて良かったと思える瞬間を増やしていくことが大事です。そのためにはできるだけ力のあるものに出会うことです。 55歳以上な生活の中心は雑談です。雑談力を上げるポイントは手短で 軽やかな発言を心がけることです。一つの話は15秒に納めます。話の内容もできるだけ明るくすることです。 美術展は予習、本番、復習わセットにして考えるとさらに楽しめます。
斎藤孝さんの本を読むと、いつも好奇心が刺激されます。いろいろなことをやってみたくなります。本書は55歳に向けた人生論。仕事中心で出世が気になる時期は終了、ゲームセットです。やりたいことをやりたいことの順にやっていきましょう。漱石、孔子、老子、荘子、などの先達の生き方から謙虚に学ぶことも大切。そして何...続きを読むより本書で最もなるほどと感じたのは、55歳を過ぎても、まだまだ新たな人との出会いが新しい喜び、学びをもたらしてくれるということ。変なプライドを持って殻に閉じこもっている場合ではないのですよね。
齋藤孝(1960年~)氏は、東大法学部卒の教育学者、著述家。明治大学文学部教授。教育、コミュニケーション、自己啓発などに関わる一般向け書籍を多数執筆。 私は、10数年前に著者の『読書力』(2002年)を読むまで、ビジネス書以外を読む習慣がなかったのだが、それ以降ビジネスとは全く関係のない本を週1冊ほ...続きを読むどのペースで読むようになり、著者の言う「読書を“技”化」することができた。(因みに、著者の読書を技化する基準は、文庫100冊、新書50冊を読むことである)そういう意味で著者は私にとって読書の師であるが、人生の数年先を生きている先輩でもあり、本書を手に取った。 本書は、タイトル通り、人生の折り返し地点とも言える55歳から、残された時間をどのように使っていくべきかの提案を綴ったものであるが、そのベースとなっているのは、『論語』の有名な一節を引用した、「55歳の時点で、「天命を知る」(50歳)、「耳順う」(60歳)、そして、「心の欲する所に従って、矩を踰えず」(70歳)、この三つすべて目標にしてみよう」ということである。 そして、時間管理術として、①仕事は社会貢献と考える、②好きなだけ趣味と教養に没頭する、③雑談力を磨いて社交を楽しむ、の3つを挙げて、具体的なアイデアを列挙している。 アイデア自体はさほど目新しいものはないが、著者らしいのは、古今東西の偉人・著名人の言葉を随所に引用している点であろうか。 西郷隆盛『南洲翁遺訓』より、「人を相手にせず、天を相手にせよ。天を相手にして、己を尽し人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬ可し。」 ニーチェ『ツァラトゥストラ』より、「君は君の友のために、自分をどんなに美しく装っても、装いすぎるということはないのだ。なぜなら、君は友にとって、超人を目ざして飛ぶ一本の矢、憧れの熱意であるべきだから。」 バートランド・ラッセル『幸福論』より、「私たちを自己の殻に閉じ込める情念は、最悪の牢獄の一つとなる。幸福の秘訣は、こういうことだ。あなたの興味をできるかぎり幅広くせよ。そして、あなたの興味を惹く人や物に対する反応を敵意あるものではなく、できるかぎり友好的なものにせよ。」 俵万智『サラダ記念日』より、「「この味がいいね」と君がいったから7月6日はサラダ記念日」(2011年7月6日の自身のツイッターより、「ささやかな日々を記念日で一杯にしてくれる、それが自分にとっての短歌。・・・何でもない日の代表だった七月六日だけど、選んでしまうと特別になる。今日何があるわけでもないのですが。」 『平家物語』の平知盛の言葉、「見るべきほどのことは見つ。いまは自害せん」 等々 最近は、人生後半に入った人の心構えを説く本が少なくなく、著者によってトーンも異なる(例えば、五木寛之氏など)が、斎藤流「人生折り返し後の生き方」もひとつの参考にしたい。 (2020月10月了)
59歳の齋藤先生が55歳からの過ごし方のポイントを自身の体験を踏まえて提案する1冊。ここ10年くらいの齋藤先生の著作の中では最もお勧めできると思う。55歳からは自分の好きなことを遠慮なく人生に詰め込んで生きよ、という、迷い多き年代を励ます内容になっている。 日々のスケジュールをまず自分のやりたいこと...続きを読むで埋め、しかも1番やりたいことから手をつける、というのは悔いなく生きるには大切なことである。 55歳からの「55歳ノート」を作るというのは面白いアイデアだと思う。
最近あれこれ細かいことに悩むことが少なくなってきて、肩の力を抜くことも時にはできるようになってきたと感じていたが、まさに55歳の領域に入ってきたのかと、この本から裏付けを得られたような気持ちになった。
孔子「論語」 50にして、天命を知る。60にして、耳順う。70にして、心の欲する所に従って矩を踰えず。
この本から得られたことは、時間のマネジメントによって有効な使い方と雑談力 齋藤さんって、このような考え方を持っているんだと知ることができ良かった 評価としては、自分の考えと違うところも多く、三つとさせていただきました
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