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食の世界が今、激変してきている。分子調理、人工培養肉、完全食のソイレント、食のビッグデータ、インスタ映えする食事……。こうした技術や社会の影響を受けて、私たちの身体や心はどう変わっていくのだろうか。気鋭の分子調理学者が、アウストラロピテクスの誕生からSFが現実化する未来までを見据え、人間と食の密接なかかわりあいを描きだす。私たちがふだん何気なく食べているごはんには、壮大な物語が眠っている。
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ありふれた食文化の本ではない
ありふれた食文化の本ではなく、食の歴史 文明史 技術史をできるだけ分析的、自然科学的に捉えようとした著作である。料理と科学の関係を一種の哲学的に考える手法はとても新鮮であった。自然科学でも調理でも、偶然ではなく再現性を重んじる点で共通している。いろいろな新奇なテクノロジーが紹介提案されているが、3D...続きを読むフードプリンターとその基礎情報となる「録食」が印象深かった。 途中に挟まれた手書きっぽいイラストが微笑ましくてとても良い。
Posted by ブクログ
食の過去と未来について、社会・文化的な側面も踏まえて、刺激的な記述が続く。 新書の見本のような本。 ・瓶詰め、缶詰、レトルトなど食の保存が飢餓の恐怖心からの解放をもたらした ・人が肥満した仮説。1.節約遺伝子説。2.料理仮説 ・ストレスを引き起こすと、女性はエネルギー摂取過剰に向かい、男性はエネル...続きを読むギー摂取抑制に向かう ・世界の絵本や昔話の約8割が食べ物がらみ。 ・食も性も「交流性・一体性」と「攻撃性・非攻撃性」の領域に分かれている。 ・おいしさ弱者:幼少期・高齢期・災害時 ・動物で人間だけが共食をする ・日本のフードマイレージは世界一 ・レシピサイトの検索窓に一番登場したワードは「簡単」
未来の料理から未来の身体、食べる時何を思ってるか、何に期待してるのか〜など食べることについて多岐にわたる。 未来の料理のopen mealsは知らなかったけど調べたらすごくワクワクするもので展示もやってたみたい。見たかったな〜遠い未来に感じてることを今トライしてることが実感できるだけで胸がときめく。...続きを読む
「「食」の未来で何が起きているのか」に続いて、 こちらの本も読んでみました。 (著者が同じだと思っていたけど、 「「食」の未来~」の方は監修になっていたので、 著者は別にいるのかも。。) 「食」をテーマに、歴史的・科学的・心理的…など様々な側面から、 「食」を見てみた本。 これ読んで、どうこうって...続きを読む言うのはないのですが、 結構面白く読めました。 著者はアカデミアの人のようですが、守備範囲が広く、 「あ~、食が大好きなんだなぁ」というのが伝わってきます。 「食」も深掘りしていくと、色んな側面から分析だができるんだな、 というのが分かり、包丁もまともに扱えない料理オンチですが、 少しは食に対する興味・関心が湧いてきました。 このテーマに興味のある人はそんなにはいないでしょうが、 関心のある人にとっては中々興味深い一冊かと思います。
「科学道100冊2021」の1冊。 「食」は生きることから切り離せないものだ。生命を維持するために必要であるし、また単に栄養補給の面を越えて、生きる「楽しみ」の1つともなりうるものである。 「食」は時代と共に変遷してきた。「食」が人を変え、人が「食」を変えてきた。 著者は、料理を形作る3つの要素は...続きを読む、食材と調理法と思想だという。どんな食材をどのように調理するか、そしてその背後には必ず、調理する人がどこに重点を置くかという要因がある。 進化の過程で、人類は狩猟や採集などの手段で食物を手に入れてきた。ヒトは基本、雑食性であり、その時々に手に入るものを食べられるように適応してきた。食物を限定してしまうと、それが手に入らなくなったときに死に絶えることになる。雑食に加え、加熱調理を編み出したことで、エネルギーをより効率的に摂取しやすくなったと考えられる。生食よりも調理したもののほうが、消化吸収が高まることが知られている。効率的に栄養を摂れるようになったことはまた、多くのエネルギーを必要とする脳の発展にも役立ったと考えられる。 歴史的には大きな意義があったわけだが、現在ではむしろ、栄養過多による肥満が問題となってきている。 この先の「食」はどうなっていくのかという問題もある。 人口増加を支えられるだけの食物を得ることは可能なのだろうか。 副題にもなっている「培養肉」「昆虫食」「3Dフードプリンタ」などの活用も将来的には考えられるようになるだろう。ただ「食」は、「心」とも密接に関係するもので、テクノロジーとの融合は一朝一夕に進むものではない。人々に受け入れられるものはどういった形かを探りながら進めていくことになると思われる。 その他、キッチンとテクノロジー、神さまからものをいただくことを意味していた「食」、缶詰の発展、ガストロノミーの展開など、興味深いトピックスも多い。 食にまつわるさまざまな話題を盛り込んだことで、いささか散漫な印象も受けるが、未来の「食」はどんな形になるのか、読みながら想像を膨らませるのも楽しい。
「どんなものが作れるようになるのか」という技術的な話だけじゃなくて、「食べるときの心理・おいしさの感じ方」という側面も大事にしながら総合的に「未来の食」について予測を立ててるのが新鮮。 培養肉やフードプリンタを用いた料理なんかは今後確実に抵抗を感じた人たちからの反発はあるはずで、そういう人たちの不安...続きを読むを少しでも払拭するにはデータを示すだけではなくて、この本で示されているような心理面へのアプローチは欠かせないものになってくると思う。 コロナ禍で会食しなくなったり家でごはん食べる機会が増えた昨今。 自分にとっての「食べること・料理をすること」についての価値観を見直す良いヒントになる本だと思います。
フードテック革命を読んだあと、関連していそうでしたので読みました。テクノロジー以前に、食とはなんなのか、人が進化してきた過去の中で食がどんな役割を担ってたのかという基本的な知識を得ることができました。
食に関する事柄を、広く浅く取り上げている感じ。 火を通すと食品からのエネルギー摂取効率が上がる、というような話は面白かった。こういう他の生物学(医学や薬学など)とは違った切り口からの食の科学にもう少しフォーカスしてくれると個人的にはありがたかった。
未来の料理、身体、心、環境について過去、現在、未来の切り口で書かれていて読みやすい。 「次の世代に何かワクワクするものを提供しているか自問自答」に共感。AIの進化は目まぐるしく、利用すべきだけど、食についてはそれだけでは足りないものがあると改めて気付いた。 所々の可愛い挿絵からも色々考えさせられた...続きを読む。
<目次> 序章 食から未来を考えるわけ 第1章 「未来の料理」はどうなるか~料理の進化論 第2章 「未来の身体」はどうなるか~食と身体の進化論 第3章 「未来の心」はどうなるか~食と心の進化論 第4章 「未来の環境」はどうなるか~食と環境の進化論 <内容> 斬新な内容。「食」を切り口に...続きを読む、料理、身体(健康)、心(食に関するさまざまな気持ち)、環境(生産とかキッチン、食卓)を過去・現在・未来で分析していく。ややついていけないところもあったが、その視点は面白い。
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「食べること」の進化史~培養肉・昆虫食・3Dフードプリンタ~
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石川伸一
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