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高度経済成長を支え、高い技術力を賞賛された日本の中小企業。だが、近年は急激な人口減少や中国・アジアとの競争などで、苦しい状況にある。既存の企業は後継者不足に悩み、起業の件数も激減している。一九八六年に約八七万あった製造業事業所は、この三〇年のうちにほぼ半減した。こうした状況に突破口はあるのか――。現場主義を貫く経営学者が、豊富な事例を通して、課題と今後の展望を論じる。
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Posted by ブクログ
日本の中小企業の承継問題に興味を持って購読。なかなかこの問題だけを掘り下げた本がなかったのもあるが、他の話題の部分も多く、自分の目的にはイマイチ敵わなかった。事例のカタログに終始しており、So what?という感じで考察も甘い気がする。 中小企業の三分の一が後継者不在で、その最大の障害は、家族が承...続きを読む継しない場合に、従業員などが引き継ごうと思っても、個人保証と買取資金が準備できないこと。であればM&Aなんじゃないか?と思ったが、リードしてきた社長自身に価値があって、その社長がいないなら買う価値がないこともままあるよう。 思っていたより悩ましいことが分かっただけでも良しとしよう。
バブル崩壊以降起業率を廃業率が上回り、日本の事業所は減少している。特に3k色の強い領域である鍛造、鋳造等の領域は廃業の一途を辿り、周辺諸国への依存度が高まっている。本著ではそのような数値的実態の概観から始まり、既存領域などで成功を掴んでいく事例をかなり詳細に説明している。最近インターンで中小企業をメ...続きを読むインにコンサルをしている企業のワークを行なったが、該社の考え方の一つである「時流適応」というのがやはり当てはまっているなあああとおもった
企業というとかくもITをイメージしがちだが、本書ではIT以外の製造業などに焦点が当てられている。新規参入はほとんどなく、後継者不在による存続問題により衰退の一途をたどる中小企業の歴史、実情はよくわかったが解決案について掘り下げているとなおよかった。
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日本の中小企業 少子高齢化時代の起業・経営・承継
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関満博
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