2つの粒子で世界がわかる 量子力学から見た物質と力

2つの粒子で世界がわかる 量子力学から見た物質と力

1,100円 (税込)

5pt

4.2

世の中のすべては「ボーズ粒子」と「フェルミ粒子」でできている!2種類の粒子を理解すれば、現代物理学のエッセンスがわかる!■世の中を2つに分ける基準とは?私たちの周りにあるすべてのものは、目に見えない小さな粒子からできています。ではこの粒子は何種類あるのでしょうか? ミクロな世界を記述する量子力学によれば、あらゆる粒子は「ボーズ粒子」と「フェルミ粒子」の2種類に分けることができるのです。そして、これらの粒子が示す性質の解明は、物理学の発展において避けて通ることのできない難関だったのです。【本書の目次】第1章 この世は粒子でできている第2章 粒子か波か第3章 すべての粒子は2種類に分けられる第4章 量子力学の天才たち第5章 ボーズ粒子と超流動第6章 フェルミ粒子と超伝導第7章 ミクロな世界から宇宙まで。

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2つの粒子で世界がわかる 量子力学から見た物質と力 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    1100

    森 弘之
    1961年東京都生まれ。首都大学東京理学部物理学科教授。慶應義塾大学大学院理工学研究科より博士号(理学)を取得。広島大学理学部助手、インディアナ大学研究員、東京都立科学技術大学助教授、首都大学東京理工学系准教授を経て現職。専門は物性理論、とくに本書にも登場する冷却原子の理論研究

    0
    2023年09月26日

    Posted by ブクログ

    量子力学の本は何冊か読んできたが、本書は説明が分かりやすい例を題材にされているため理解しやすく、また、物理学者のサイドストーリーも交えられており、理論そのものだけでなく物理学者のことも知りたいと思えた。

    0
    2019年09月28日

    購入済み

    ボーズ粒子とフェルミ粒子

    この本に期待していたのはボーズ粒子とフェルミ粒子の対称性、即ち超対称。
    しかしこの本は超対称の本ではなかった。即ち素粒子論のほんではなく、物性の本だった。

    しかしながらボーズ粒子と超流動、フェルミ粒子と超伝導など良く知らないトピックについて
    詳しく説明されているので、結果論として読んで良か

    0
    2020年12月31日

    Posted by ブクログ

    ボーズ粒子やフェルミ粒子について、自分の今までの認識が間違っていた(というか不十分だった)ことを知って愕然とした。

    力を媒介する"素"粒子はボーズ粒子
    物質を構成する"素"粒子はフェルミ粒子

    ↑これ自体は間違ってない。
    しかし、粒子が複数集まると、ボーズ粒

    0
    2019年09月23日

    Posted by ブクログ

     記憶違いかもしれないが、中学の頃「超電(伝)導は低温で原子の振動が小さくなって電子がその間を通りやすくなるため起きる」と習った覚えがある。改めてこの本を読んで、そのような単純な理屈ではないことがわかった。電子がクーパー対をなしてボーズ粒子となり、ボーズ・アインシュタイン凝縮により同一状態に落ち込む

    0
    2020年05月10日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    量子力学の複雑な理論の中でエッセンスと言えるボーズ粒子とフェルミ粒子の違いに限定したことで、非常に分かり易い。超伝導や超流動といったマクロで観察される量子的現象が超低温といった特別な状態でフェルミ粒子がボーズ粒子の性格を持つようになることが本質的であるのは目から鱗だった。

    0
    2022年04月04日

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