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私大卒業まぎわ、倉原礼一は卒論を破り捨てた。自分は一流の人間でなければならぬ。私大卒の資格はいらない。野望は福岡に端を発した。レストラン「レオーネ」のチェーン化に奔走する倉原。一方、首都圏には沢兄弟の「サンセット」が進出。倉原は首都圏決戦を挑んだ。外食産業の覇者をめざした男の野望と情熱をえがいた傑作長篇小説。
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Posted by ブクログ
ファミレス物語。ロイヤルホストとすかいらーくがモデルになっているといわれている本です。この本を読むと、日本のファミレス誕生秘話を知ることになりますよ。
高度経済成長の中で、 敗戦から バブル崩壊までの 時代の 創業者は、かくも壮絶に 生きたのだろう。 倉原は、福岡の出身で、「一流」をつねにめざした。 あくまでも 自分が中心でないと満足できない。 権限の委譲ということができない。 それでも、突進力そして人材をスカウトするチカラは 迫力があったが、 ...続きを読むしかし、その人たちをうまく使うことができなかった。 『飢えた胃袋にけんめいに食物を詰め込む。 満腹に近づくと、更に大きな胃袋にとりかえて、 また飢えを感じさせ、更に多くの食物を取り込ませる。 腹がくちてくると、もっと大きな胃袋を』 まさに、それを 地にいくのである。 恐ろしいばかりの拡大成長路線。 拡大すること 成長することが 目的だった。 おなじように 東北、満州そだちの 横川3兄弟は素朴で 田舎のにおいをさせながら、知らないことは学ぶ という姿勢で セントラルキッチンを確立しながら 店を 配達していった。 ここには、あまり壮絶感がないが 同じようなビジネスモデルだった。
ロイヤルホストとすかいらーくをモデルとした外食産業の勃興の物語。コックとセントラルキッチン、人材育成と引き抜き、高級感と庶民的。相反するものに揺れながら、立ち止まることなく突っ走り成長する様がよい。それからこぼれ落ちて行く人の姿も書かれている。
城山氏は何故倉原を昇天させてしまったのか?二人の戦争に結論を出したのか、それとも先送りしたのか。昇の生き方に賛同したのか。沢に軍配を挙げたのか。
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