ジャポニスム 流行としての「日本」

ジャポニスム 流行としての「日本」

957円 (税込)

4pt

4.0

19世紀後半に西洋を熱狂の渦に巻き込んだ日本ブーム。そのインパクトは新たな美意識へとヨーロッパ人を開眼させた。印象派の画家たちは浮世絵の表現に西洋絵画の伝統にはない斬新な表現法の可能性を見いだし、色彩法、空間処理、線の技法など、「モダンアート」と称される、現代にまでつながってゆく表現法をその影響の元に生み出した。「近代」の感性を生み出した源流の一つとして、「日本」の存在を再評価する。

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ジャポニスム 流行としての「日本」 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年01月19日

    ありそうでなかったジャポニズムについての新書。
    日本美術の形式的な受容から、その本質を理解し、西洋美術の中に取り入れて、触媒となっていくまでの姿。
    西洋に受容されたジャポニズムが、日本に回帰していく流れ。

    0

    Posted by ブクログ 2019年02月23日

     浮世絵、陶磁器など日本の制作物だけではなく、日本という国、未知で異質な高度文化を築いている東洋の国への関心の高さ。それがペリーの来航前の1852年2月18日の最初の記事から2年ほどにわたり、フランスのマスコミが月2回程度その動静を報じていたほど!日米和親条約締結(1853年3月31日)は、フランス...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年02月21日

    <目次>
    はじめに
    第1章  ジャポニスムの「見え方」
    第2章  開国のインパクト
    第3章  ジャポニスムの媒介者たち
    第4章  モノの到来
    第5章  「日本」の濃淡
    第6章  色彩のジャポニスム
    第7章  空間のジャポニスム
    第8章  線のジャポニスム
    第9章  ジャポニスムの終息

    <内容>19...続きを読む

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