漂巽紀畧 全現代語訳

漂巽紀畧 全現代語訳

1841年、嵐に襲われた土佐の漁師・万次郎は、アメリカ捕鯨船に救われ合衆国本土での生活を経験し、帰国を果たす。その10年にわたる奇跡と苦闘を、万次郎はいかに語ったか? 民主的な大統領選出などの近代市民社会のありようや鉄道などの文物など、幕末維新の人々に西洋近代のイメージを残したと言われる証言の記録。信頼性が高い写本をベースにした、読みやすい訳文での文庫訳し下ろし。

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漂巽紀畧 全現代語訳 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ジョン万さんすごい。
    奇跡の出会い、旺盛な好奇心、惜しみない努力、捨てない希望。ジョン万さんは本当に素直な心を持ってたんだろうな。

    そのあとのペリーのくだりや、勝海舟たちとアメリカ行く話も詳しく知りたい。

    0
    2023年02月11日

    購入済み

    素晴らしい。

    面白く、テンポが良くて、中身が濃いので、一気に読んでしまった。全日本人におすすめする。

    0
    2021年08月01日

    Posted by ブクログ

    普通の船乗りに生まれ、14歳で遭難して、すったもんだで世界を回る。

    とにかく、土佐藩から言われて書き残した河田小龍が「いささかも私見はいれず」書いてくれたので、面白くてたまらない内容になっていました。

    ジョン万。
    ものすごく頭がイイ人だったんだろうなーと。
    それ以上に、人に気に入られるという人間

    0
    2019年02月27日

    Posted by ブクログ

    こんなに面白い本があったか。
    ジョン万次郎なんて学校の授業のようでつまらなそうだが、この本は当時の情景がありありと浮かんで来る。
    無人島で洞窟の出入口が岩で塞がれたり、裏側に過去の漂流者の墓があったり、外国という全くの未開の地で人との触れ合いや、同じ日本人の仲間との出会いなど。
    船を通じた大冒険記で

    0
    2019年01月06日

    Posted by ブクログ

    ジョン万次郎らの漂流から帰国までの10年を彼らの話をもとに書き起こしたもの。当時の風俗や考え方、生き残るための力を感じた。諦めない心と対応力が重要。

    0
    2021年09月08日

    Posted by ブクログ

    本人から聴き取りして書き留めただけあって、正確だと思われる。文章の表現なのか、聴き取っているバイアスなのか、読んでいて風景がよぎる気がした。

    0
    2021年05月09日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「漂巽紀畧」は「ひょうそんききゃく」と読む。
    「巽(南東)の方角に漂流した記録のあらまし」というほどの意味とのこと。

    ジョン万次郎については、漂流してアメリカに暮らし、帰国後身につけた英語を教えて明治の人材育成に貢献したとしか知らなかった。
    その漂流からアメリカ暮らしについて生き生きと語った記録。

    0
    2023年02月01日

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