ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
1841年、嵐に襲われた土佐の漁師・万次郎は、アメリカ捕鯨船に救われ合衆国本土での生活を経験し、帰国を果たす。その10年にわたる奇跡と苦闘を、万次郎はいかに語ったか? 民主的な大統領選出などの近代市民社会のありようや鉄道などの文物など、幕末維新の人々に西洋近代のイメージを残したと言われる証言の記録。信頼性が高い写本をベースにした、読みやすい訳文での文庫訳し下ろし。
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
ジョン万さんすごい。 奇跡の出会い、旺盛な好奇心、惜しみない努力、捨てない希望。ジョン万さんは本当に素直な心を持ってたんだろうな。 そのあとのペリーのくだりや、勝海舟たちとアメリカ行く話も詳しく知りたい。
素晴らしい。
面白く、テンポが良くて、中身が濃いので、一気に読んでしまった。全日本人におすすめする。
普通の船乗りに生まれ、14歳で遭難して、すったもんだで世界を回る。 とにかく、土佐藩から言われて書き残した河田小龍が「いささかも私見はいれず」書いてくれたので、面白くてたまらない内容になっていました。 ジョン万。 ものすごく頭がイイ人だったんだろうなーと。 それ以上に、人に気に入られるという人間...続きを読む力が。 人生の後半生は、極めて静寂、とあった。 激動の前半生だけで、普通の人の数倍の人生を味わったからなのかな? でも。 ごくごく一人の田舎の青年の史実として、ドキュメンタリーとしてだけで読んでみると、こんな濃い体験を乗り越えられる、その凄さに感服しました!
こんなに面白い本があったか。 ジョン万次郎なんて学校の授業のようでつまらなそうだが、この本は当時の情景がありありと浮かんで来る。 無人島で洞窟の出入口が岩で塞がれたり、裏側に過去の漂流者の墓があったり、外国という全くの未開の地で人との触れ合いや、同じ日本人の仲間との出会いなど。 船を通じた大冒険記で...続きを読むあり、何よりもそれが史実という事。当時は遥か遠くの国に流れ着く漂流者があちこちに居たというのもわかって面白い。
ジョン万次郎らの漂流から帰国までの10年を彼らの話をもとに書き起こしたもの。当時の風俗や考え方、生き残るための力を感じた。諦めない心と対応力が重要。
本人から聴き取りして書き留めただけあって、正確だと思われる。文章の表現なのか、聴き取っているバイアスなのか、読んでいて風景がよぎる気がした。
「漂巽紀畧」は「ひょうそんききゃく」と読む。 「巽(南東)の方角に漂流した記録のあらまし」というほどの意味とのこと。 ジョン万次郎については、漂流してアメリカに暮らし、帰国後身につけた英語を教えて明治の人材育成に貢献したとしか知らなかった。 その漂流からアメリカ暮らしについて生き生きと語った記録。...続きを読む 驚いた点、はじめて知ったこと ・当時漂流した日本人がジョン万次郎一行以外にもたくさんいたこと。 ・鎖国していることが、ときに上記の日本人の帰国のハードルになったが、帰国した者もたくさんいたこと。 ・無人島や海の上の漂流生活でも年単位で生き延びた人がおり、そのようなことができること。 ・アメリカの船で太平洋の島から島へと航海しており、太平洋は一つのつながった世界なのだと感じたこと。また、世界一周も船乗りにとっては特別なことではないのだと感じたこと。 ・10年アメリカに住んでも、日本に帰りたいと思い続けていたこと。 ・この本が、土佐藩の上層部の必読書となり、他藩にも提供されたこと。 自分がジョン万次郎の立場だったら、できるだけアメリカに馴染んで暮らそうするのではないかと想像した。男女の違いもあるかもしれない。 日本に帰りたいと思い続けた、その心のうちについて聞いてみたいと思った。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
漂巽紀畧 全現代語訳
新刊情報をお知らせします。
河田小龍
ジョン万次郎
その他の作者をフォローする場合は、作者名から作者ページを表示してください
フォロー機能について
「講談社学術文庫」の最新刊一覧へ
「学術・語学」無料一覧へ
「学術・語学」ランキングの一覧へ
らんまんの笑顔 「人間・牧野富太郎」伝
作者のこれもおすすめ一覧へ
▲漂巽紀畧 全現代語訳 ページトップヘ