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Posted by ブクログ 2020年08月24日
大財閥の総帥白鹿毛源衛門の孫娘りんの監視役として山吹みはるが高知の女子短大に送られる。この山吹みはるは2メートルの大男で、極めて気のいい男なのだが、相手を知らず知らずのうちに饒舌にしてしまう。喋りまくった後に自分自身で隠された真相に気付くというのだ。一種の超能力だ。この山吹みはると白鹿毛りんが、複雑...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月21日
本作品における探偵役のみはるは自らは全く推理しない。みはると語る人物が勝手に自分で推理しながら謎を解くだけである。まさに触媒探偵と呼ぶべき存在である。SF的設定がしっかりしており、高知の方言を使ったりとユーモアにも富んでいる。ひとつひとつの謎は個別に解決しながらもそれらはみごとに結びついていき最後に...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年07月21日
特殊能力を持つ山吹みはる。彼を前にすると人は忘れていた些細な記憶を思い出す。
その彼を取り巻く人々の記憶と現在の事件が絡み合う。
登場人物が多い上に一風変わった名前だから、誰が誰か分からなくなること多々。
あまりにも多くの謎がありすぎて、どう纏めるんだろうと思っていたが、綺麗に纏めていたので読み応...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年07月31日
人の心にひっかかった謎をその人自身に推理解明させてしまう男が、金持ちじいさんの高知で就職した孫のもとに送りおまれる話。
高知のお国言葉が出てきます。
小さな事件が解とかれて、それがどんどん連鎖して、という話です。事件ひとつひとつが実はピースで、最終的に大きな絵ができあ
がる感じ。つながる短編...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
西澤さん『らしさ』が前面に押し出された、異能力ミステリ。主人公のみはると話しているだけで、自分の中で勝手に事件が解決してしまう──というような、ちょっと紐のほどける感覚を味わうことができる。いくつもの事件が短編的に折り重なって、最後の解決に向けて進むので、短編集としても読めなくはない。また不倫かよ!...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年01月29日
可愛い孫のために送り込まれた、どうやっても毒にも薬にもならなさそうな男。
それが巻き起こす…というか、起きてる話、ですね。
高知に着くまで、ついてからも続いていく人からの話。
世間はせまい、と言いましょうか、すごい確率といいましょうか。
小説ですから、で終わらせるには、本が分厚すぎます。
むしろこ...続きを読む
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