社会的な身体-振る舞い・運動・お笑い・ゲーム

社会的な身体-振る舞い・運動・お笑い・ゲーム

770円 (税込)

3pt

ネット論壇とマスコミの共犯関係、ゲーム的な身体的快楽と新しい社会運動、お笑いの変化と私たちの日常の「振る舞い」の関係とは? メディア環境の激変は、私たちの"身体"をどのように作り替え続けているのか? 気鋭の批評家が2000年代の日本社会を描く画期的評論!

...続きを読む

社会的な身体-振る舞い・運動・お笑い・ゲーム のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     ヒトの行動や思考の在り方(に対する期待)がいかに環境に影響されて変容されていくかが分析されている。新しいメディアが批判されながらも「教育」と結び付いて浸透していく過程、お笑い芸人が「キャラ分け」されて消費されていく過程、「社会運動が」が本来の目的と外れてその行為や反応自体を楽しむために参加する人が

    0
    2018年09月03日

    Posted by ブクログ

    ニュー・メディア批判や、お笑い番組における芸能人の「キャラ見せ」についての分析を通して、新しいメディアの登場によって私たちの社会的な身体のありようにもたらされる変容について考察した本です。

    大部分は具体的な社会現象にそくした考察が展開されていますが、本書の中ほどに置かれている「ノート「情報思想」の

    0
    2015年11月28日

    Posted by ブクログ

    人は自ら欲望し、また、社会からの「このようにコミュニケーションしろ」という要請に応じて、つど新しいメディアを取り入れ身体機能を拡張する。社会における身体のありかたを「社会的身体」とし、その観点から「メディアとは何か」を観察・考察していく。新しいメディアが登場すると、必ずそのデメリットが取りざたされバ

    0
    2013年06月12日

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    激変するメディアは私たちの「身体」をどう作り替えてきたのか。
    ケータイを巡る「不安」、マスコミとネット論壇の「共存関係」、一発芸人の「意義」、ポスト社会運動と「身体化の快楽」…気鋭の批評家が、私たちを取り巻く2000年代のメディア環境に鋭く迫る画期的評論。

    [ 目次 ]
    第1章 有害

    0
    2010年11月24日

    Posted by ブクログ

    ■目次

    第1章 有害メディア論の歴史と社会的身体の構築
    有害メディア論の構造/ソクラテスの文字批判/小説がバッシングされた時代/紙芝居批判と「教育紙芝居」の登場/「教育談義」に招き入れられるメディア/ メディア浸透の四段階仮説/たまごっちとポケベルをめぐる議論はなんだったのか/ニューメディアの登場

    0
    2009年10月15日

    Posted by ブクログ

    タイトルと序章がピンときたので読んだ本。
    1.2章は楽しく読めたのだけど、以降は例示が詳細すぎてなかなか読み進められず、ちょっと飽きてしまった……。
    私たちの身体観と、ニューメディアを内包した(させた)社会が私たちに身体として何を求めたか、についての話はすごく面白かった。
    そういう意味では、「お笑い

    0
    2018年06月16日

    Posted by ブクログ

    とっかかりの部分は非常に良かったのですが、身体とメディアとの連関の部分のお話を知りたかっただけに、お笑い芸人の変遷などについては少しくどい気がします。最終的にどういう身体への影響があるのかわかりませんでした。
    第二章はそこについて非常によくフォーカスしているので読み応えがありました。

    0
    2012年11月10日

    Posted by ブクログ

    「メディアとは何か」という問いに基づいて、
    メディアが身体を変容させる=社会的な身体
    という視点から検討している一冊。

    たとえばコンピュータが新たなメディアとして使われる時代になると、
    コンピュータの記憶・計算能力を前提とした生活様式になる。
    我々は環境に適応するためにコンピュータ(の操

    0
    2011年07月27日

    Posted by ブクログ

    新書の存在意義のひとつとして、時代を捉えた評論、ということがあると思うが本書はまさにそれ。まだ鮮度は残っているので、現在のメディアと私達の関係を理解する手助けには丁度良い分量と纏まり感がある。

    評論の視点としては表題の「社会的な身体」がメディアとの相補的な連関の中で形作られるというところにキモがあ

    0
    2010年10月17日

    Posted by ブクログ

    すらりと読めた。
    ここ数十年でどのように身体は延長されていったか。
    ふるまい、などをキーワードに述べられている。

    0
    2009年10月13日

社会的な身体-振る舞い・運動・お笑い・ゲーム の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社現代新書 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

荻上チキ のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す