正妻 慶喜と美賀子(下)
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正妻 慶喜と美賀子(下)

726円 (税込)

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4.3

尊皇派と攘夷派の対立が深まり、自ら上洛して幕府方の指揮を執る慶喜は、「二心どの」と罵られ苦境に立っていた。混乱の中、遂に将軍職に就いた夫と御台所になった美賀子。鳥羽伏見の戦で敗走した慶喜の心中には、日本の命運を左右する決断があった。歴史の深淵に立ち会った女たちが語る幕末、渾身の完結編。

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正妻 慶喜と美賀子 のシリーズ作品

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  • 正妻 慶喜と美賀子(上)
    748円 (税込)
    幕府と朝廷の関係にも動乱の機運が高まる十五代家慶の治世。一条家の美しき姫美賀子は、英邁の噂轟く一橋慶喜に嫁いだ。「わしはどんなことがあっても将軍になどならぬ」信念を曲げない夫の奇矯な振る舞いに翻弄される美賀子は、ある哀しい決意を抱く。幕末の新たな一面を描ききる、傑作大河小説を文庫化!
  • 正妻 慶喜と美賀子(下)
    726円 (税込)
    尊皇派と攘夷派の対立が深まり、自ら上洛して幕府方の指揮を執る慶喜は、「二心どの」と罵られ苦境に立っていた。混乱の中、遂に将軍職に就いた夫と御台所になった美賀子。鳥羽伏見の戦で敗走した慶喜の心中には、日本の命運を左右する決断があった。歴史の深淵に立ち会った女たちが語る幕末、渾身の完結編。

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正妻 慶喜と美賀子(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    妾の芳から見た慶喜と幕末の動乱が興味深かった。明治以降は正妻、美賀子の視点に移り、前将軍の隠居後の暮らしを知ることができた。慶喜は自分大好きで女好きで理想の夫ではないが、妻たちはしたたかに生をまっとうしたように思えた。

    0
    2021年09月06日

    Posted by ブクログ

    司馬遼太郎は慶喜を描いたけどぞんざいな扱いだったような、そんな慶喜の妻はどんな人か、慶喜を尊敬していたのか気になり読み進め、やっぱり思う事は沢山あったのだと思う。
    でも、こういう人なんだと割り切った気持ちをもって接して最期まで妻として生きる。
    我慢の人なんだなぁと思った。

    0
    2020年11月08日

    Posted by ブクログ

    上巻に比べて政治関係の話が多かったです。そのため、歴史の教科書で「尊皇攘夷」と出てきて、江戸城を明け渡したという簡易的な記載ではなく、これがどういうものであって幕府と調停の板ばさみで苦しむ慶喜の姿もあり、慶喜の賢さ、強さ、そして弱さの部分も見れ、本当に最後の将軍だったんだということを感じました。

    0
    2022年09月19日

    Posted by ブクログ

    正妻というタイトルなので慶喜の正妻の一生を描く作品かと思ったら(確かにそうなんだけど)妾から描く章もあったりします。慶喜という捉えどころない男は名君だったのか卑怯者だったのか、主に二人の女性から語られる感じです。ちょうど、今、真剣に見ていないけど「青天を衝け」と同じ時代を楽しく読むことができました。

    0
    2021年07月22日

    Posted by ブクログ

    ボンヤリとしか理解していなかった「尊王攘夷」、この本を通してやっと理解できたような気がする。聡明であるが一筋縄ではいかない慶喜は、優れた開国論を心に秘め、攘夷など非現実的だと思いながらも、幕府と朝廷の板挟みに苦しむ。その一方で、女好き、多趣味で好奇心旺盛な一面も併せ持ち、天才なんだか、嫌な奴なんだか

    0
    2021年06月01日

    Posted by ブクログ

    副題が「慶喜と美賀子」にはなっているがヒロインは一人ではなく、最後の将軍・徳川慶喜の姿を「正妻(御台所)側」と「妾(側室)」から描いた一遍。

    明治維新で慶喜の役割は他の躍動したひと達にくらべると、薄い印象。
    殿様だからこそ果たした何かがあると、しっかり思わなかった。

    しかし、司馬遼太郎さんが

    0
    2019年03月09日

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