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公権力の及ばない「無縁」の地で職人や芸能民などの非農業民が構築・統制した流通・金融・商業の自立的な組織。中世考古学や文献史学などを援用した多角的視点から市場原理や自治等の諸問題を実証的に探究、「無縁」論をめぐる思索の全容を描出する。都市民による交流と文化の場としての新たな中世社会像を提唱した、記念碑的論集。(解説・桜井英治)
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Posted by ブクログ
「素人目でみて、宗教、思想、文学、芸能等々は、みなそこ(無縁)に生まれ、そこから人間の魂をゆるがすに足る生命力を得ているように思われるのである。諸民族の農民反乱が、つねに、原始への復帰を根拠にもつ、宗教的な力を支柱にしていること、江戸時代の新宗教の教祖の多くが女性であること等々、こうした視角から、一...続きを読むつの解答をひき出しうる問題は、案外、多いのではあるまいか」中世とはむき出しの初源が近代社会を前に断末魔をあげた時代だったのではないかと思う。その断末魔をどうすくい取るのか、この本が示唆するところは大きい。
網野さんの歴史学書は文庫で出ているものをいろいろ読んできたが、本書はちょっと難しい。歴史学の専門誌に掲載された論文ばかり入っているからだ。一般読者には知り得ない他の論文への言及が多く、それは解説されずに呈示されるので、私たちにはその箇所は虫食いのように不可知の穴が空いたままになり、論理を追うのが難し...続きを読むくなってしまう。 日本中世都市の庶民の生活について知りたかったのだが、本書はまだその研究の導入期におけるものであり、私たちには窺いきれない状態である。 「公界」等については他の著作でおなじみのテーマだし、「地」なる語の概念の変遷に関する辺りも興味深いものではあった。 日本中世の庶民の生活に関しては、もっとまとまった形での、平易な書物を読んでみたい。
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