妖説太閤記(上)

妖説太閤記(上)

806円 (税込)

4pt

信長の妹・お市の方に魅入られた藤吉郎は、「天下もとるが、女もとる」とばかり、出世の野望に燃えた。半兵衛と官兵衛という参謀を得て、巧みな弁舌と憎めない面相で正体を隠しながら、冷徹な権謀術数でライバルを蹴落とす。「本能寺の変」すら、天下をとるために仕組んだ筋書きだった。風太郎版・異色歴史小説!

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妖説太閤記 のシリーズ作品

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  • 妖説太閤記(上)
    806円 (税込)
    信長の妹・お市の方に魅入られた藤吉郎は、「天下もとるが、女もとる」とばかり、出世の野望に燃えた。半兵衛と官兵衛という参謀を得て、巧みな弁舌と憎めない面相で正体を隠しながら、冷徹な権謀術数でライバルを蹴落とす。「本能寺の変」すら、天下をとるために仕組んだ筋書きだった。風太郎版・異色歴史小説!
  • 妖説太閤記(下)
    806円 (税込)
    秀吉は、信長を葬り去り、お市の方を引きとった勝家を倒し、天下をとる。お市の方の忘れ形見・ちゃちゃ姫と交わるべく、男女の秘戯を見せつける。老醜の権カ者は、肉欲・殺戮・大増税・遠征などあらんかぎりの欲望をさらけだした――英雄の嘘と虚構性をあばき、正史の裏側から秀吉を描いた渾身の傑作長編!

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妖説太閤記(上) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    草履取りから天下人へ・・・
    日本史上最大の成り上がり者・・・
    豊臣秀吉・・・
    日本の英雄の1人・・・
    天下を取るまでの政略、外交、軍事の天才的な冴え・・・
    恐ろしいほどの強運の持ち主・・・
    お調子者で陽気で人から好かれ・・・
    武将だけども人を殺すのが嫌い・・・
    多くの人を取り込む人たらし・・・
    大体

    0
    2014年11月13日

    Posted by ブクログ

    信長の妹・お市に一目惚れしてしまった秀吉は、出世して彼女を自分のものにするために邪魔者を排除してゆく。例え恩義のある相手であろうと容赦なく罠にかけ、それでいて表面上では周りにへらへらと取り繕う。
    とにかくお前に良心はないのかってくらい腹黒く、剥き出しになった秀吉のどす黒い欲望にただただ圧倒される。

    0
    2011年03月29日

    Posted by ブクログ

    ここまで人間臭く計算高い秀吉を読んだのは初めてでした。
    しかし本当に秀吉はこんな人だったのだろうと思ってしまうほど真に迫っていました。
    正直、秀吉に対する夢は壊れましたがしかし歴史小説としてはとても面白く読ませてもらいました。

    0
    2010年08月30日

    Posted by ブクログ

    ●非モテの恨み、天下に届く

    『へうげもの』で活写されたブラック系“人たらし”秀吉の人物造形が最近のヒットだったが、
    こちらの非モテ怨念系ロリ併発太閤にも口アングリである。

    信長の子息・息女の微笑ましい交歓風景が、未来図では色と叛逆殺に彩られる――戦国・恐怖の暗転シーンには息を呑んだ。

    0
    2010年04月12日

    Posted by ブクログ

    まず何より前半では、竹中半兵衛の策略に感動しました。
    「右の手をみせて、左の手でやることをやる」「夷を以って夷を征す」
    情報を収集し相手の心理を読み、相手の動きを予測し、その裏をかく。
    全てを事前にセッティングして、相手を筋書き通りに動かす。
    まさに、脚本・演出:竹中半兵衛、演出・主役:豊臣秀吉

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    下劣な野望を抱きつつ、人を魅了していくカリスマ秀吉の成り上がり一代記。時代の全てを見通してきたかのような竹中半兵衛が冷酷な軍師として暗躍。

    0
    2013年07月04日

    Posted by ブクログ

    山田風太郎 著「妖説太閤記(上)」を読みました。

     あの太閤記をあの山田風太郎が描く異色歴史小説。上巻は、本能寺の変までが描かれる。秀吉の魅力的な人柄の裏には権力を握ろうと権謀術数を駆使して天下をねらうしたたかな男の欲望が渦巻いていた。

     あの山田風太郎が描くとあって、おどろおどろしいまさに

    0
    2013年01月27日

    Posted by ブクログ

    「秀吉の枷」を読んで悪い秀吉を読んでみたくなったんだが、これは極めつけ。結構古い作品なんだが昔からこういう秀吉像もあったんだね。でも妙に説得力あり。楽しめました。

    0
    2011年10月25日

    Posted by ブクログ

    秀吉に対する悪意をこめたように読める小説であるが、逆に何故民衆を酷使した支配者を尊崇の念をこめて奉らねばならないのかと問われると、理由はない。(徳川政権を打倒して明治政府が成立したため、徳川家をおとしめるために、徳川家に滅ぼされた豊臣家を評価するという動きもあったのだろうが。)
    天下統一すらも女にも

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    面白い!

    秀吉が胸のすく大悪人である。
    悪人っぷりは容赦がない。
    それも、「すべてお見通し」という風情でクールを気取る、作者の全能願望が透けて見えるような自己投影ではなく、悪人で、下品で、欲望まみれで、その欲望が汚くて、まさにダークヒーロー。こんや魅力的な秀吉見たことがない。
    いや、太閤記

    0
    2012年05月02日

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