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Posted by ブクログ 2018年02月19日
恥ずかしながら、『貧乏物語』というタイトルから大正期の貧困のルポルタージュのようなものをイメージしていたが、全く違った。一般新聞読者に向けた経済学の啓蒙書。しかも経済学の原理と倫理にしぼり、当時の読者になじみがあったであろう儒学の名句なども織り込みながら、当時の西欧の経済状況とこれからの日本経済のあ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年12月13日
資本主義社会で当然に発生する、多数の貧困の原因に迫った良書。大正時代の新聞連載の貧困解明は現代語訳でさらに読み易い。
著者の結論は、富裕層の贅沢禁止という良心に訴えかける施策をチョイスしている。国家の資本への介入による富の再分配でなく、江戸時代の倹約令を彷彿とさせる処方は却って目新しい。
戦前...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年02月14日
河上肇 「 貧乏物語 」 佐藤優 (現代語訳 解説)
貧乏を定義し、貧困対策を提言した本。佐藤優氏の解説が秀逸で 現在の貧困問題とリンクしやすい。貧困対策としては、マルクス主義同様「金持ちの贅沢禁止」など資本主義抑制の論調
性善説であり 実効性としては 疑問だが、貧困の一面を理解する上では 良...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年09月09日
人間社会が抱える諸問題、特に経済に起因する問題解決に対するアプローチの仕方、考え方、このことについて、いくら時を経ようと、先人の英知を検証し、「知の継承」ということは重要なことであると思う。
佐藤優氏のそのような考え方の下、発刊されたのが。河上肇氏の書いた「貧乏物語」の現代語訳版である。
経済学者と...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月16日
社会経済学入門のレポート課題のために読んだ。原文の難解な文章を読みやすく工夫して現代語訳されており、非常に読みやすかった。日本史でも登場した河上肇の初期の経済学的思想に触れることができたのも良かった。解説の章で述べられていた訳者である佐藤優氏の論評を完全には受け入れられなかったが、概して良書であると...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年09月09日
貧乏人とは
1・他の誰かよりも貧乏な人
2・生活保護などの公的扶助を受けている人
3・身体を自然に発達させ維持するのに必要なものだけをギリギリまかなえる(貧乏線上にいる)もしくはそれすらも十分に得られない人(貧乏線以下の人)
〜なぜ多数の人が貧乏しているか
生活必需品の生産量が足りないから。
┗ ...続きを読む
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