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Posted by ブクログ 2020年06月02日
日本人にとって他人事と思われがちな紛争について5つの理論的視座を地域とその歴史を通して対立の本質的要因を解いた本著はとても興味深かったです。正直、自分も意識的に注意しないと中東紛争など日本には関係ないと思ってしまっていた節がありました。しかし、他国(特にアメリカという超大国)と密接な関係を持ち、中国...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年03月24日
とても読みやすく勉強になる本だった。
この本の前に、安保論の本を読んだ。
その本だけ読んでいたら、言われてみればそうだ!ってことばかりだったんだけど、その後にこの本を読み、そもそもこの世界の作りを知って、安保論の世界観は未来永劫続くものではないし、そもそもこの価値観は欧米諸国主導で作られたものであっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月20日
5つの理論的視座を通して、地域を別にして、紛争、対立の本質的な要因を読み解く。テレビ等の時事解説や政治家の言説がいかに浅薄なものだったか、この本で思い知る。
韓国の立ち位置、地政学の本来の意味、イスラムの混乱の本質、アフリカという国家制度がなじまない地域への視点、アメリカという成長神話を奉じる国家...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年05月10日
歴史と理論を踏まえ、現在の世界の在り方を根源から問い直し、未来について考える良著。
勢力均衡理論により東アジアにおける日本、中国、韓国等の関係について見たり、マッキンダー等の地政学によりヨーロッパと2つの世界大戦を見たり、文明の衝突論により中東を分析し、 主権国家という仕組みそのものの根源について見...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年01月01日
「『複数の人間(集団)が、相容れない目的をもっているとき』、紛争は生まれる」(P14)。分析のスタートとして的確な定義だと思う。つまりそう簡単に紛争はなくならない、ということだ。では不安定なりに維持しなければならない秩序とは何か。
著者が強調するのは、世界のそれぞれの地域に「国民」が存在し、その「...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月19日
国際紛争というよりも地政学を戦争とからませてわかりやすく説明した本である。ハンチントンがアメリカに与えたイスラムという考え方の影響をアメリカが無視してきたインディアンとの関係からもっと深く書けばよかったような気がする。ただし、地政学についてまったく知識がない学生にとっては入門書として適しているかもし...続きを読む
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