神なるオオカミ 上

神なるオオカミ 上

1,705円 (税込)

8pt

4.3

文化大革命時代、北京の知識青年・陳陣(チェンジェン)は内モンゴルのオロン草原に下放され、現地の古老・ビリグのもとで羊飼いをはじめた。天の教えを守り、草原とともに生きる遊牧民の暮らしに魅せられていく陳陣。やがて、かれの興味は、遊牧民の最大の敵でありながら、かれらの崇拝の対象であるオオカミへと向かう。オオカミにのめりこんでゆく陳陣は、自らの手でオオカミの子を捕らえ、飼うことを夢見るのだが……。

...続きを読む

神なるオオカミ のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 神なるオオカミ 上
    1,705円 (税込)
    文化大革命時代、北京の知識青年・陳陣(チェンジェン)は内モンゴルのオロン草原に下放され、現地の古老・ビリグのもとで羊飼いをはじめた。天の教えを守り、草原とともに生きる遊牧民の暮らしに魅せられていく陳陣。やがて、かれの興味は、遊牧民の最大の敵でありながら、かれらの崇拝の対象であるオオカミへと向かう。オオカミにのめりこんでゆく陳陣は、自らの手でオオカミの子を捕らえ、飼うことを夢見るのだが……。
  • 神なるオオカミ 下
    1,705円 (税込)
    オオカミの子・小狼(シャオラン)を飼いはじめた陳陣(チェンジェン)だったが、オオカミの気高さと闘争本能を失わない小狼に手を焼く毎日。それでも、オオカミについての新たな発見の連続に陳陣は喜び、この「小さな獣」とのあいだに、心の交流が芽生えはじめるのを感じるのだった。一方、草原には、近代化と農耕文化の波が押しよせ、伝統的な遊牧民の暮らしは崩れだし、その精神も、次第に輝きを失いはじめる……。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

神なるオオカミ 上 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    多分今年一番の当たりでした。
    なぜ草原のものたちはオオカミを畏れるのか。
    なぜ草原のものたちはオオカミと戦うのか。
    すべての答えがそこにあり、オオカミたちからの問いがここにあります。

    彼らに答える言葉をもたない者は、未来に耳を貸さない者かもしれない。

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

     朝日新聞、中国出版事情特集の最初に取り上げられたのが本書「狼図騰」(神なるオオカミ)である。「毛択東語録」以降、最も読まれている本と紹介されていた。

    文化大革命時代、内モンゴルに下方された陳陣、
    遊牧民の最大の敵でありながら、崇拝の対象である「オオカミ」にのめりこんでゆく。

    上・下巻1000ペ

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    冒頭、夜間に一人、馬で家路を急ぐ主人公が、うっかりオオカミの群れに遭遇してしまうシーン。手に汗にぎるアクション映画のようなドラマティックかつ緊張感に満ちた場面に、読んでいる私はすっかり魅了されてしまった。
    都会育ちの主人公は、乗っている馬が必死で警告を発しているのに気づかず、自ら危険な場所へ入り込ん

    0
    2019年11月01日

    Posted by ブクログ

    久々に分厚い本を読んだ。しかも文字数が多い。
    前半は読むのに時間がかかったけれど後半は一気読み。
    好きなジャンルであるけれど、若者たちの会話の内容には緊張感がなくそのたびに内容自体も間延びした感じでがしたけれどもビリグ爺さんの話はどれもよかった。たぶん、この時期それだけ草原を巡る環境もおおらかさがあ

    0
    2018年06月08日

    Posted by ブクログ

    生命の真の意味は運動にあるのではなく、戦いにあるのではないか。哺乳類の生命の始まりに、億万個の精子が雌雄を決する精神をもって、一個の卵子をぐるりと取り囲んで攻める。前の者が倒れても後の者がつづき、子宮に精子の死体があふれるほど戦闘を激しく繰り広げる。動くが戦わない、又ぶらぶらして突撃しない精子たちは

    0
    2012年03月08日

    Posted by ブクログ

    中国・内モンゴル自治区に下放された北京の知識青年。モンゴルの自然と人々の素晴らしさに目覚めていく。
    しかし、その自然と英知は徐々に外部の人間の欲望に侵されていく。

    「オオカミ王・ロボ」を読んだ時の感覚が戻ってきました。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    中国モンゴルの砂漠化は 山羊の増加も原因なんだそうだ。山羊は草を根っこから食べてしまうので カシミヤ山羊が増えると そこはもう草が生えない。遊牧民は動物を育ててるんではなく 草原を育てている、と長老達は言う。生態系への強い理解。経済 ってものの 強欲さ。 経済に飲み込まれ 白鳥を撃ち 花を抜く 草原

    0
    2011年09月20日

神なるオオカミ 上 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

神なるオオカミ の関連作品

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

作者のこれもおすすめ

神なるオオカミ に関連する特集・キャンペーン

同じジャンルの本を探す