国を蹴った男

国を蹴った男

803円 (税込)

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不条理な世を渡る武器は、気骨と果断。利に生きるか、義に死すか。敗れざる者たちの魂の咆哮。"豪腕作家"の凛然たる戦国小説集。いま、もっとも注目される歴史作家が満を持して放つ! 不条理な世を渡る武器は、気骨と果断。利に生きるか、義に死すか。武田信玄、上杉謙信、織田信長、豊臣秀吉――天下に手を伸ばした英雄たちの下、それぞれの一戦に臨む者たちの、生死の際を描く! 伊東潤、一戦ここにあり!

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国を蹴った男 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     6編収録の歴史小説短編集。

     伊東潤さんの作品は”熱い”です! 
    戦国時代の己の生命を懸けた戦いに挑む人々を
    描くからか、伊東さんも作品を書いている時、
    アドレナリンがめちゃくちゃ上がっているの
    ではないかと自分は感じています。
    そのアドレナリンが作品を通して読者である
    自分に伝わってくるように

    0
    2015年06月14日

    Posted by ブクログ

    一つの短編はとても上手く作られていると思います。でも、なんとなく出来すぎていて、司馬さんの域ではないかな?そんなこと言える立場ではありませんが

    0
    2023年08月29日

    Posted by ブクログ

    マイナー人物に焦点を当てる。ストーリー展開は単純化されてるがメジャー人物の捻り具合がいい。この兼続が兜に掲げる「愛」は何愛だろうか。描写はどうあれ、まつは利家を押し上げた戦国屈指の女房。清々しい程の蹴鞠愛好家、氏真は戦国の妖精さん。たぶん地面から少し浮いてる。現代なら日本を代表するフリースタイルフッ

    0
    2022年12月24日

    Posted by ブクログ

    五味与三兵衛貞氏、長束正家、毛利秀広、佐久間盛政、山上宗二、今川氏真と、比較的マイナーな人物についての短編。どれもこれもあり得るな、と思わせるストーリー展開で大変面白い。
    佐久間の独断専行が言われる賤ヶ岳についても、まつの話はさておいても、前田への期待を前提とすれば佐久間の意図は近いところなのかな、

    0
    2022年01月10日

    Posted by ブクログ

    戦国時代を舞台に、それぞれの信念を持って生きた人達の物語。自分は、茶人宗二の話が面白かった。天下人にも恐れず筋を通したところは爽快

    0
    2020年12月26日

    Posted by ブクログ

    国など要らぬ。欲しいのは.......
    欲しいものは、人それぞれ違う。本当に人を突き動かすものは、もっと目に見えないもの、なのかもしれない。

    0
    2020年03月20日

    Posted by ブクログ

    牢人大将(那波無理之輔、五味与惣兵衛門。「長篠合戦」)
    戦は算術に候(石田三成、長束正家。「関ケ原合戦」)
    短慮なり名左衛門(毛利名左衛門、直江兼続)
    毒蛾の舞(佐久間盛政、まつ。「賤ケ岳の戦い」)
    天に唾して(山上宗二。小田原合戦)
    国を蹴った男(今川氏真、五助)

    信玄や信長、秀吉は天下に手を伸

    0
    2018年11月17日

    Posted by ブクログ

    全六話からなる短編集。浪人大将、長束正家、蹴鞠職人などあまりスポットライトを浴びない個性ある主人公の物語が面白い。

    0
    2018年10月03日

    Posted by ブクログ

     この方の歴史短編は、誰を題材にしても深みがあって、本当に外れがない……今回も良作揃いでした。
     戦国時代の「敗北者」たちをピックアップした短編集ですが、市井の人の活躍が大好きな私のお気に入りは、数字・経済的側面からの戦を描く「戦は算術に候」と、蹴鞠職人の視点で今川氏真を見守る表題作「国を蹴った男」

    0
    2018年04月30日

    Posted by ブクログ

    よかった。特に「天に唾して」「国を蹴った男」。かたや天下人秀吉に喧嘩を売った宗二、かたや生まれる時代を間違えた氏真を愛した五助。末期は「死」に行き着くが、男の生き様を見た思いで感動した。痛快な短編に出会い嬉しい。

    0
    2017年07月30日

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