海洋帝国興隆史 ヨーロッパ・海・近代世界システム

海洋帝国興隆史 ヨーロッパ・海・近代世界システム

1,870円 (税込)

9pt

4.3

近代黎明期、困難な海上ルートを通じて、世界へと乗り出したヨーロッパ諸国が築いた海洋帝国。ポルトガル海洋帝国が形成した異文化間交易ネットワーク。商業資本主義の時代、海運国家として繁栄を謳歌したオランダ。イギリスの電信網が生んだ世界の一体化――。ウォーラーステインの「近代世界システム」を海と商人の視点から捉え直し、ヨーロッパによる世界支配の本質に迫る。(講談社選書メチエ)

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海洋帝国興隆史 ヨーロッパ・海・近代世界システム のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2018年10月24日

    西洋史を専門とする経済学教授による、ヨーロッパから見た帝国の興隆を海運・貿易の視点から読み解いたもの。ローマからポルトガル、オランダ、イギリスへと派遣が移る歴史をバルト海、北海の海運が影響していること、奴隷制による砂糖の生産よりも綿花栽培に着目したイギリスが産業革命をもたらしたこと、電信が覇権確立に...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年10月14日

    欧州の中心がいつの間にか南から北へ移っていたこととか、米国がいつの間にか大きな商船団を持っていたこととか、ようやく合点がいった。あと、大英帝国を大英帝国ならしめたバルト海地域の重要性やらポルトガル海洋帝国は滅んでも、ポルトガル商人は滅びず!とか。ちょーおもしろかった。

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    Posted by ブクログ 2015年02月01日

    ウィーラーステインの世界システム論に海洋の視点を取り込み、ヘゲモニー国家の成立に大きく関与していることを証明している。
    具体的に、どことどこの場所が、どこの海を経由して、どんな財貨が運ばれたかなど、具体的な数字など挙げて説明されているのが、かなり興味深かった。

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