曽呂利

曽呂利

687円 (税込)

3pt

4.1

秀吉はん、お耳を貸していただけまっか。堺の町に秀吉を愚弄する落首(狂歌)が放たれた。犯人は鞘師の曽呂利新左衛門。討ち首になるはずだった曽呂利だが、持ち前の才覚で死罪を逃れた挙句、口八丁手八丁で秀吉に取り入り、幕下の一員に収まってしまう。天才的な頓知と人心掌握術で不気味な存在感を増す鮟鱇顔の醜男は、大坂城を混乱に陥れ――この奇妙な輩の真意とは一体!? 新感覚歴史エンタテインメント!

...続きを読む

曽呂利 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    有名なアメリカンコミックに登場する「道化師のメイクの怪人」のような画が表紙に?!これが何やら時代モノの小説であるらしい?酷く興味が沸いた。そして手に取った一冊だ。
    「曽呂利新左衛門」という人物が在る。
    「在る」とはしたが、生没年や本名がよく判らず、或いは一定程度知られた創作の作中人物ということになっ

    0
    2020年06月25日

    Posted by ブクログ

    【この作品を一言で】
    あえて低く見られることによって周りの油断を招き、着実且つ合理的にミッションクリアをした男・曽呂利。


    【感想】
    フォロワーの方のレビューを読んで、面白そうだと思って手に取った1冊。
    「1日目は米一粒、2日目には倍の二粒、3日目にはその倍・・・・」というエピソードが有名な歴史人

    0
    2020年05月09日

    Posted by ブクログ

    少し前に単行本で読んだ『曽呂利!』の文庫版。といっても結構加筆修正されていました。書き直されたところや削られたところ、新しく書かれたところを探しながらあっという間に読みました。
    中でも一番印象的な変更箇所は冒頭。冒頭に出て来る人物が変わっていますが、それが曽呂利の行動の動機、そして人物にさらに深みを

    0
    2019年10月05日

    Posted by ブクログ

    曽呂利新左衛門という人を知らなかったけど、まあ何とも頭のいい人よ。秀吉だけではなく名だたる武将達をあれよあれよと手玉にとる様が面白かった。

    0
    2021年07月10日

    Posted by ブクログ

    秀吉を揶揄する狂歌を歌った犯人として捕らえられた曽呂利。斬首されるかと思いきや、口八丁手八丁で生き延び、御伽衆として仕えることに。

    彼が秀吉のそばに入ったのは、何が目的なのか。その行動の根っこにあるのはなんなのか。それを探りながら読み進めてゆくのが、興味をそそります。
    目的と根底に流れるものが、明

    0
    2021年02月27日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本作もフォロワーさんの感想を読ませて頂き、興味を持ち手にした一冊です。

    いやぁ、お見事。

    「秀吉を手玉に取った男」
    如何にして天下人である豊臣秀吉を手玉に取ったのか。
    それはまさに天賦の才としか言いようのないトンチを効かせたまさに口八丁手八丁。

    物語は曽呂利が関わった人物との逸話を人毎に纏めら

    0
    2020年01月05日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    どこか飄々としていて、それでいて不気味さも感じさせる描写で主人公が描かれており、どこまでも掴み所のない人物だった。そして、どこまでもその本心を欺く姿勢は流石と感じさせられた。

    0
    2021年09月04日

曽呂利 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

実業之日本社文庫 の最新刊

無料で読める 歴史・時代

歴史・時代 ランキング

谷津矢車 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す