小説王

小説王

759円 (税込)

3pt

小説をめぐる熱きドラマ、ついに文庫化。

大手出版社の文芸編集者・俊太郎と、華々しいデビューを飾ったものの鳴かず飛ばずの作家・豊隆は幼馴染みだった。いつか仕事を。そう約束していたが、編集長の交代で、企画すら具体的にならないまま時間だけが過ぎていく。やがて、俊太郎の所属する文芸誌は、社の経営状態から存続を危ぶまれ、豊隆は生活すら危うい状況に追い込まれる。そんな逆境の最中、三流編集者と売れない作家が、出版界にしかけた壮大なケンカの行方は!?
小説の役割は終わったのか? 物語に生かされたことはあるか? 単行本刊行時、作家・編集者・書店員の方々など業界の内外をざわつかせた問題作が、ついに文庫化。 『イノセント・デイズ』で大注目の作家が放つ、小説をめぐる、男たちの熱きドラマ!!

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小説王 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    疾走感のある小説で読むことを止めるのが難しかった。何度、通勤電車で目的地を通り過ぎそうになったことか。早見さんが書く主人公の表情、編集者とのやり取りがこちらまで熱くなった。また主人公以外にも魅力的な登場人物がおり小説がより面白くなった。編集長や内山、美咲、晴子など。あと、共感したのが電車の中ではスマ

    0
    2024年03月29日

    Posted by ブクログ

    小説家が小説家の小説を書く。編集者と小説家が小学校の旧友であり、2人の小説にかける想いや葛藤。栄光を掴み取るまでの軌跡に触れられる作品。一気読みできます。

    0
    2022年12月29日

    Posted by ブクログ

    自分が日頃何気なく手にしている一冊の本が出版されるまでの、出版・編集の裏側が描かれていて興味深かった。
    この小説を読んだ後は、解説を書かれた森絵都さんがおっしゃるように、もっと本が読みたくなった。

    0
    2022年12月13日

    Posted by ブクログ

    とても良かった
    青臭さ全開で、出てくるキャラクターは既視感があるような気がしなくもないものの、
    この手の話の中では創作側の閉じた世界の話にとどまらず
    小説が好きな人、物事に救われた事のある人たちをどんどん巻き込んで『当事者』になっていく様がとても良い
    出版不況はそう簡単にどうにかなるとも思わないが、

    0
    2022年06月03日

    Posted by ブクログ

    売れない作家・吉田豊隆と、小学校の同級生で豊隆の影響で編集者となった小柳俊太郎の2人を主人公に、1冊の本が上梓されるまでを描いた内幕もの。早見さんは以前、書店の実態を描いた『店バカ』を読んだが、本作はそれ以上の傑作だった。豊隆と俊太郎の2人はもちろん、彼らを取り巻く脇役(特に女性たち)が素晴らしい。

    0
    2021年04月24日

    Posted by ブクログ

    人を動かすのは熱量や想い。僕はそう思ってる。
    "小説王" この作品の熱量はすごかった!
    舞台は厳しい文芸の世界の中で生きる元同級生の作家と編集者。
    とにかく出てくる人が熱い。熱苦しいくらいだけど、大好きな小説になった。
    「この小説をたくさんの人へ」「書いたもので世界をひっくり返す

    0
    2021年02月23日

    Posted by ブクログ

    内容の前に、大変にリーダブルな小説だということを、まず強調したいです。
    相性もありますが、これほどスイスイと読める小説は滅多にない。
    食事が終わって「そろそろ食後のコーヒーが欲しいな」と思った次の瞬間にコーヒーが運ばれてくるようなジャストインタイムな読み心地。
    これは高い技量がなければ出来ないことだ

    0
    2019年07月16日

    Posted by ブクログ

    ⚫︎感想
    久しぶりのエンタメ小説。青春、友情、仕事への真摯な思い、子育て、恋愛・・・編集者と作家の熱い仕事ぶりが垣間見れて最後まで面白く読めた。特に女性たちのキャラクターが際立っていて、それぞれ魅力的だったのが良かった。
    森絵都さんが解説をされていて、この物語が生まれたエピソードを知ることができた。

    0
    2024年05月18日

    Posted by ブクログ

    小説ができて読者に届くまでの過程、作者•編集者の熱の入れようが詳細に描かれていて面白かった。「店長がバカすぎて」もよかったけど、また違うテイストでこれもまたヨシです。

    0
    2024年01月12日

    Posted by ブクログ

    早見和真さんは信頼できると思った。
    著作全部読んでみよう。
    この本は女性は描けてると思うけど男尊女卑じゃない?
    読みやすい。
    1文が割と短いから?

    0
    2023年12月13日

小説王 の詳細情報

  • ドラマ化

    「小説王」

    2019年4月22日~ フジテレビ系
    出演:白濱亜嵐、小柳友、桜庭ななみ

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