青が破れる

青が破れる

748円 (税込)

3pt

その冬、おれの身近で三人の大切なひとが死んだ――究極のボクシング小説!第53回文藝賞受賞のデビュー作。尾崎世界観氏との対談、マキヒロチ氏によるマンガ「青が破れる」を併録。

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青が破れる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年08月15日

    表題作の「青が破れる」に「脱皮ボーイ」「読書」の短編、さらに「青が破れる」のマンガ、尾崎世界観との対談も併録された短編集。
    何はともあれ、「青が破れる」である。文庫の紹介文に文藝賞の際の評価なんだろうけど、藤沢周、保坂和志、町田康が絶賛したこともわかる佳作。
    文章の長短、リズムの変化、淡々とした描写...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年02月18日

    読書開始日:2022年2月16日
    読書終了日:2022年2月18日
    所感
    【青が破れる】
    秋吉は、自分にしか矢印が向かない。自分が1番可愛いと思っている。
    だから夏澄のSOSも、ハルオの状況も、とう子の心理も分からない。そしてそのわからないという状況により茫洋する。浸る。
    そんな秋吉と関わろうとする...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年01月05日

    『青が破れる』
    斉藤壮馬さんのおすすめということで読んでみた。
    平仮名多めだったのにはどういう意図があったのか掴めなかったのが哀しい…

    他の短編たちも独特の雰囲気を感じれて、読後には爽快感を感じました。

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    Posted by ブクログ 2019年11月17日

    前から少し気になっていた作家さん。
    好き嫌いが分かれる作品だな、と読んでみて思った。独特とも言えないが少し癖のある文体と平仮名と漢字の絶妙な使い分け。そのせいで読みづらいな、と最初は感じるけれど、私は読み進めていくうちに慣れていった。どっぷりハマったという感覚はなかったけどこういう本もあるんだ、とい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月17日

    不安定な心を不安定な文章で表現させているんだろう。熱を持てず大事なヒトとの接すればいいかも変わらない青年の葛藤劇。

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    Posted by ブクログ 2023年01月26日

    体の痛みと心の痛みは繋がっているのだろうか。
    町屋さんの著作を読むと、そういうことを考えます。
    梅生が言う、「なにがわかる」「他人に関心のあるひとのかなしみを、他人に関心のないひとのかなしみを」という言葉。
    秋吉はそれがわからないけれど、だから安らぐのだとも梅生は言います。
    曖昧でモヤモヤして、いい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月05日

    心や気持ちの置きどころ、ゆさぶり
    その中で手探りまたはあえて手探らない

    登場人物への自らの弱さの投影
    けっきょく日々はつづくだけ

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    Posted by ブクログ 2021年06月20日

    独特な文章。
    私は少し読みにくかったけれど、読んでいくと慣れていく感じ。

    現実の一コマをのぞかせてもらったみたいな本でした

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    Posted by ブクログ 2021年04月24日

    あなたたちにも健康がどうでもよくなった人間の
    すがすがしさと生きやすさをわけてあげたいわ

    この言葉が残ってる。

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    Posted by ブクログ 2019年05月03日

    ずっと空を見上げていたような、そんな小説。そして、青が破れて、涙がこぼれて、今生きている自分の足元に目を落とす、そんな小説。

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