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Posted by ブクログ 2023年01月31日
参考文献の引用の丁寧な書き方、最初に本全体の概要、
流れを説明し、章ごとに深掘りしていき、
きちんとそれまでを振り返りまとめて終わり、という本の構成が好みで、読んでいて満たされました。
自分語りや、表立った感情論はなく、根拠として事実関係の引用を用いて自分の意見の方向性を述べるところが読みやすかった...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月27日
とても良かった。日本で生まれ育った日本人は、学校で給食を経験しているはずである。もちろん海外にも同様の制度はあるが、本書では日本で給食が始まった理由、進化の過程、さまざまな葛藤、今後の課題と給食の持つ役割が論理的に書かれており、興味深く学ばせてもらった。本書を読めば日本の給食の成り立ちから意義からす...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月25日
戦後の占領政策の一環として語られることが多い学校給食。本書では戦前まで遡る給食の萌芽から現代に至るまでの給食の歴史が語られるが、そこには占領政策という単純な構図ではなく弱者救済、スティグマの回避、効率化の弊害、供給側のやりがい、イデオロギーとの関係など多様なドラマが織り込まれている。
コッペパン、ソ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月19日
こんなに給食について考えたのは、給食をいただいていた小学校以来どころか35年の人生初だと思う。
私の中の給食の思い出に強烈に残っているのは小学2年時、イワシか何かのマリネがどうしても食べられなくてベランダに机ごと出されて食べ終わるまで放課後ずっと残されていた…という苦い記憶。
そんなような感じで...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年01月30日
主に日本の学校給食を、その歴史を追いながらその役割と意義の変遷を追った一冊。黎明期における世界の給食との比較、給食の成長を支えた多くの人々の求めた理想と現実の乖離、戦後に子供たちを飢えから救う為にアメリカと共に進めた給食復興と善意の裏にあった冷徹な戦略・・・。
給食とは学校で提供される昼食に留ま...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年02月11日
学校給食は子供達を飢餓から救うことから始まった。
今でも「学校給食が唯一栄養バランスの取れた食事」である子は存在する。給食費の未納を給食の停止につなげて、子供に大きなしわ寄せが行くことはあってはならない。
センター方式では給食の品質が劣化する。自校方式では人件費がかかるが、食べる人と作る人、互いの...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年12月23日
調査量、論理立て、思想、全てにおいてハイクオリティの内容だった。
給食のいう一つのシステムから近代日本の流れを見通すことができ、現在の社会問題まで把握することができる。
戦後の給食が、アメリカの(ある種占領的な)思惑で動いていたこと。無料給食に対しての議論の中で、ジェンダー論にいきつくこと。などなど...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年03月13日
日本の給食の歴史がよくまとまっている。
給食は、教育政策、貧困政策、災害政策、健康政策、
食料自給、地域の発展、地域の活性化と関連がある。
新型コロナで突然休校になり、保護者や給食関連企業は困っている。
給食は廃止して弁当にすればいいと思っていたが、安心でおいしい給食の提供を続けていくこと...続きを読む
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