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Posted by ブクログ 2020年09月02日
シビリアンこそが攻撃的になり、軍事行使に反対する軍人に戦争を強要する事例が多数見られる。シビリアンのジレンマ。
現代の限定的な戦争ではシビリアンが負う戦争のコストは相対的に低いし、「血のコスト」の負担が一部の階層に集中するので、現実の犠牲が国民全体に強く感じ取られることはない。
徴兵制導入は経済的に...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年05月12日
国際政治学者による政軍関係について論じた本。著者はよく勉強していると思う。国家が誤った戦争に突き進むのは、指導者や政治家そして彼らを煽る国民が戦争のことを理解していない(著者は「血のコスト」を負担していないと言っている)からだとし、解決策として徴兵制の導入を提案している。著者は、カントの『永遠平和の...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年01月27日
子を持つお母さんが「徴兵制導入はあり」です,って書かれている本です。非常に平易に書かれた国際平和を実現するための近未来への提言で,サクサク読めてしまいます。過去の事例もきちんと挙げてあり勉強にもなりますが,なによりどうしたら戦争を起こさない社会が作れるのか,自分たちの国をどう守るのか,平和をどう維持...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年04月11日
●読んで得たもの
徴兵制は戦争準備効果よりも戦争抑止効果が期待できるということ。
国の平和を確保するためには、国民が分担してコストを負う必要があること。
●感想
選挙の投票率が低く、政治や安全保障に無関心な国民が多い日本。
所謂「平和ボケ」した国に徴兵制を導入することは難しいと思うが、
災...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年09月16日
歴史を紐解くと、同じ仕組みで生き続けた国家はなく、その時代に合った制度を作りえた国家だけが生き残っている。
過去の反省から軍隊を認めていない日本において、誰が国家を守るのか、そのコストは誰が払うのか、また、国際社会のなかでどのような役割を負うべきなのか、真剣に議論できる環境がまず必要だろう。
徴兵制...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月24日
4章以降を読んだ
【4韓国】
ベトナム戦争による「分配なき戦争状態」の例外
年金の公務員・軍将校に対する過剰な優遇
ベトナム戦争は志願のかたちであったが、実態は貧困者の賃金目当て
ベトナム戦争に対しての二極化する言論
1共産主義に対抗するため
2不条理かつ不正な戦争だった
民主化によって、民意...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年12月30日
冷戦以降世界の構造が変わり、あるべき戦争や平和の意味を問い直す必要はある。グローバリゼーションを求めることが平和に結びつくことは納得の結論。
一方で軍のあり方を問い直すのも大事な活動だと思う。それは血のコストを誰が負うべきかを見つめ直し、自分も負う可能性があると思う必要がある。戦争に向かう意思決定...続きを読む
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