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「いのちがけ」の事態を想定し、高度な殺傷術として洗練されてきた日本の武道。幕末以来、武道はさまざまな歴史的淘汰にさらされ、それに耐え、そのつど「変身」を遂げつつ生き延びてきた。本来の意味は失われても、「心身の感知能力を高め、潜在可能性を開花させるための技法の体系」である武道には、今こそ見るべき叡智が満ちている。達見の武道論。
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Posted by ブクログ
いかにして心身のパフォーマンスを高めるか。 いかにして合理的に最適なアウトカムを達成するか。 いつも勉強になります。
少しでも武道をかじったことのある身でありながら、今まで如何に浅薄な知識しか持っていなかったかということを思い知らされたということと同時に、先人達がつくってきた武道がどれほど奥深いかということが改めて思い知らされました。 武道の目的は「生き延びる」ことであると語られていますが、脳科学、生物学等あらゆる...続きを読むものを使って解説していただいていることに本当に感謝です。このような解説がなければ先人の知恵は、戦国時代には通用したものであり、現代には現代風にアレンジしないと行けないものなんだろう程度にしか認識し得なかったです。 今一度武道の奥深さに触れ、再度武道を始めたい気持ちになりました。 [目次] 第1章 武道とは何か? 第2章 武道家的心得 第3章 武道の心・技・体 第4章 武士のエートス 第5章 二十一世紀的海国兵談 あとがき 「武道的」ということ
最後のほう、武道に直結しねーじゃんと思ったけど、あとがきとまえがき読んで納得。 定量的に効果のはかれないものに関するものさし。
タイトルを見て敬遠していたが、中身は武道から政治まで幅広い話。 ブログで読んだような話もちらほらあったが、普通に面白かった! 政治の話題のあのバッサリ感は秀逸。
タイトルだけみるといかにも取っ付きにくそうなのだけれど、まったく畏まっていない語り口が小気味よく、すらりと読める。 とりあげている事項もさまざまで、合気道・政治・哲学などなど多岐にわたり、雑食のわたしとしては非常に楽しめた。 つまるところ武道的思考というのは、身体を媒介に世界との関係を形作っていこう...続きを読むという、「女は子宮で考えろ」みたいなものかな~と思った。
むちゃくちゃおもしろかったー。 思わずたくさん引用登録。 合気道やってみたい。。。。。。。。。 とおもってとうとう道場に体験にまで行ってしもた。
生きるとは変化するということである。そして変化の仕方の多様性は、そのまま「生きる力」に相関する。自己同一的であることに固執する生物は「生きる力」を失う。 全員が満足するような解が見つからない問題については、「全員が同じ程度に不満足なあたりを『おとしどころ』にする」、全員が同じ程度痛む和解案を探すこ...続きを読むと。 知識としてではなく、考え方の指針を提示する、著者のエッセイ集です。
作者は武道の目的とは 「生き延びること」 といい、武道経験者なら「わかる、ソレ!」という内容の 武道的な話題からだんだん政治的な話題へと幅広く扱われている。 途中から何の本読んでたかわからなくなってきたりも しましたが、「目的」は筋が通っていたように感じます。 以前、糸井重里さんが作者の本を読むと...続きを読む まるで自分の考えのように思えてくるような 危険さがある、と言われているくらい文章に力がある。 作者のブログの更新についていけない方には 調度良い入門になるかもしれない一冊です。
内田樹の武道についての本は、対談集を含めて多くの著書がありますが、この本は主にブログに記載したエッセイをまとめたものです。 正直、武道を嗜まない自分には、前半の記述があまり面白く読めなかった。武道の考え方や武道を巡る様々な出来事についてコメントしているが、ちょっと分かり難い雑文のような印象がある。 ...続きを読むおそらくこの本が、最初から武道論として書かれたものではなく、彼の武道論を寄せ集めたものであるため、話の筋が通っていない印象になってしまっているように思う。例えば、高校における武道の必修化は、一般人の視点では日本の伝統を学ぶ良い機会でありスポーツのひとつとして認識しているが、武道家としては武道をそういうふうに認識しては困ると考えている。武道とは生きるための殺傷技術であるのだから、武道を単なる伝統的なスポーツと認識するのは良くないと言っているかのようです。(このあたりは何度か読んだけれど、いまひとつ理解できませんでした)しかし、それは武道を本格的に極めた人の話であって、学校で学ぶ武道の入り口の役割として、武道教育はあっても良いのではないかと思いました。このようなエッセイや武道家の生活の風景がいろいろ描かれています。 分かりやすいのは後半の武士のエートス、二十一世紀的海国兵談あたりで、福沢諭吉が勝海舟について書いた「痩せ我慢の説」の話、坂本龍馬は明治時代には忘れられていた人物だった話、日本のナショナリズムや政治等、日本の核保有の話、時事関係の話題はいつもの内田樹の考え方が反映されて面白い。自分自身も同じような考え方なので、読んでいるととても気持ちが良いけれど、読み終わると思い出せないような話題が多いのが気になった。本の成り立ちのせいなのかな。
内容については、ブログで読んだものもあり新鮮ではなかったものの、生き残る術としての武道、という考え方は魅力的だった。想像力と宿命のお話も良かったと思う。福田恆在先生の「私の幸福論」を思い出した。
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