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「私、学校教育が太陽だとしたら、塾は月のような存在になると思うんです」 昭和36年。人生を教えることに捧げた、塾教師たちの物語が始まる。胸を打つ確かな感動。著者渾身の大長編。小学校用務員の大島吾郎は、勉強を教えていた児童の母親、赤坂千明に誘われ、ともに学習塾を立ち上げる。女手ひとつで娘を育てる千明と結婚し、家族になった吾郎。ベビーブームと経済成長を背景に、塾も順調に成長してゆくが、予期せぬ波瀾がふたりを襲い――。 阿川佐和子氏「唸る。目を閉じる。そういえば、あの時代の日本人は、本当に一途だった」 北上次郎氏「圧倒された。この小説にはすべてがある」(「青春と読書」2016年9月号より) 中江有里氏「月の光に浮かび上がる理想と現実。真の教育を巡る人間模様に魅せられた」 驚嘆&絶賛の声、続々! 昭和~平成の塾業界を舞台に、三世代にわたって奮闘を続ける家族の感動巨編。
...続きを読むPosted by ブクログ 2024年04月19日
教育を主体としたお話が塾目線で展開しつつ、それに携わる家族と、近しい人間達の人間ドラマの展開は飽きることなく、とても読みやすい文体で描かれている。
教育について真剣に考えたことがなかったが、作中には納得せざるおえない説も登場し、戦後の教育の変化について非常に興味をもちました。
教育問題を掘り下げ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月17日
塾教育と家族の歴史小説
シンプルなタイトルが好き それだけで手にとった小説 なんの話だろう?
戦後学校教育の歴史?塾と学校教育の対立の歴史 学校じゃなく塾題材の小説って珍しいのでは?私は初めて
読み終わって
朝ドラのように話が過去から現代に 軸は塾教育と大島家族 後半はどんどん泣けてくる
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Posted by ブクログ 2024年03月11日
今年一番おもしろかった!!!
分厚くて尻込みしてたけど、読み始めたらあっという間。
戦後から平成まで、教育とそれに奮闘する家族の物語。
昔の塾の立ち位置が現代と全く違ったものだったのが驚いた。先人の頑張りがあってこそ、今の塾の形があるんですね。でも、みかづき。今も教育は満ちること無く変化してるの...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月01日
戦後日本の教育に、塾の黎明期から携わってきた一家のお話
以下、公式のあらすじ
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「私、学校教育が太陽だとしたら、塾は月のような存在になると思うんです」
昭和36年。人生を教えることに捧げた、塾教師たちの物語が始まる。
胸を打つ確かな感動。著者5年ぶり、...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月25日
激しくもある千明の性格が愛しかった。
最初は五郎の目線で物語が始まるからこそ、千明の気迫に恐ろしさを感じた。
けれど、千明の立場に立つと、どこまでも純粋に教育を追い求めていて。
その目標に向かうことが生きがいで。
ただそれだけなのだった。
家族みんなそれぞれの性格があって、
尖った人間
まあるい人...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月08日
昭和36年〜平成20年頃までを塾を中心に描く長大な物語。
時代による塾の変化、
文部省(文科省)の教育についての方針の変化、
社会が変わることで教育の問題が変わること、
いろいろ含まれていてとても興味深かった。
なにより登場人物が生き生きしていて良い。
初めは苦手だったキャラも時代を追うごとに
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Posted by ブクログ 2023年11月21日
戦後の塾業界の話から現代に至るまでの教育の話でした。
学校、塾、文部省の関係性が時代ごとに変わり、また教育方針も変わり、子供たちや教育機関がいつも左右されていることがわかります。
感極まり、途中泣ける所も何回かありました。ぼくが泣くとこはみんなと少し違うかもしれませんが、、
フィクションとは到...続きを読む
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