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あらゆるものに手が届きそうなのに、何だってできそうなのに、私たちの現実は行き詰まっている。閉じている。愛とか、死とか、そこにドラマなんて、ありはしない。――本当に? それは誰が決めたの。それはいつ、わかったの。私たちの、僕たちの世界を、塗り替える言葉たち。見たことのない景色。知らなかった感情。新しい自分が、ここから始まる。中原中也賞に輝いた鮮烈なる第一詩集。
Posted by ブクログ 2017年03月27日
この人は詩もすごい。
うまくつかみきれないけど、何かの本質はきちんと掴んでいる。
鮮烈な色を浴びせる詩集。これが10代で書いたそうなのでびっくりする。
最後の「過去には、今より未来より、強くて残酷であってほしい」という言葉が突き刺さる。
生きた証を過去を否定しないでというのは著者の自分への戒めのうよ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月04日
「何を伝えたいのか」というはっきりとしたものは私にはわかりませんでした。
しかし、一文一文に意味を持ちハッとさせられるようなことが多々書いてありました。
本を読んでいるというより、写真を見ている感覚に近かったです。
あとがきまでもが作品の1部のようでありました。
文庫本版あとがきの最後の3行の部分が...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月26日
最近詩がわからない、悪いではなく良いがわからない。受賞すれば良い詩なのかそうとは思わない。
「わたしは散っていく自分の可能性、細胞、筋肉が/向こうの海でどうなったかをしりました/いつか/大海の真ん中朝を迎えて、そうね、もう一度/わたしと再会しましょう」
作品において過去は未来を脅かす存在でいい、そう...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年04月12日
最果さんの紡ぐ言葉が大好きです。十代の頃に書かれた第一詩集ということで、今まで読んできた詩集よりも、ひとつひとつが傷のような気がしました。言葉の渦に圧倒されました。夜、眠る時に一旦死に、朝、蘇る、日々はその繰り返し。生きるはきたない。最果さんのように的確に言葉に出来ないですが、この衝動は私の中にもあ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年02月03日
とにかく一言で言えば斬新だった。
種とか次元とか有機無機の壁をも取っ払って、感情や言葉を持ったらどうなるんだろう
どんな形態でも種の存続をかけて生存戦略は本能的に存在するとして、その上で何が残せるのだろうかと考えてみる
時間をかけて考えるものではない。
経験値を積めば答えが出るものではない。
もう刹...続きを読む
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