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消費者の関心が「所有」から「利用」へと変化するなかで、サブスクリプション(継続課金)・モデルに移行した企業が急成長をとげている。アドビ、ネットフリックス、コマツ、フェンダー、ニューヨークタイムズ…はなぜ成功しているのか。どうすればこのモデルに移行できるのか。Zuoraの創業者兼CEОが初めて明かす。
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Posted by ブクログ
様々な事例とともに、サブスクリプションビジネスの意味や実態について説明した本。特に後半の、マーケティング、営業、会計、ITといった企業の根幹をサブスクビジネスにおいてはどのように位置付ければ良いかという部分は頭に入れておきたい。
今更ながらに目を通しました。 一番大事なポイントを私なりの言葉で書くと、「サブスクリプション=月額課金制ではなく、顧客ニーズに応え続ける継続サービス型ビジネスモデルである」ということでしょうか。 本書は前半で「サブスクリプション」モデルを分かりやすく解説し、後半では企業での導入の仕方をマーケティ...続きを読むング、営業、ファイナンシャル、ITなど部門ごとに解説しています。 翻訳書ですが読みやすいです。
とても読み応えのあるビジネス書でした。本書はサブスクリプション・ビジネスを陰で支えているズオラ社のCEOが書いた本ですが、ビジネスパーソンが書いた本にしては、非常に深く、かつ包括的に書いてあって感銘を受けました。サブスクリプションというと新聞・雑誌などの定期購読をイメージしがちですが、本書が述べてい...続きを読むるサブスクリプション・モデルとは、要は「デジタル時代の大規模ご用聞きモデル」と理解しました。サザエさんに出てくる三河屋の三平さんは磯野家のご用聞きですが、彼は磯野家の好みや家族構成などいろんな情報を知り尽くした上で、長期的に磯野家を「ロックイン」しています。定期的にお米やら味噌やらを言われなくても持ってくるだけでなく、追加で何が入り用かなどもマメに聞き込みます。 アナログ時代では、ご用聞きできる顧客数は限られていましたが、デジタル時代にはそれこそズオラなどのサービスを活用して仕組みさえ整えておけば、ものすごい数の顧客の「ご用聞き」ができるようになる、ということです。そしてそれは産業革命以来の製品中心主義から新たな時代の顧客中心主義へと180度の転換が必要になることを意味します。 本書が素晴らしいと思ったのは、本の後半で、企業の全機能が変わらなければだめだ、ということで、具体的にマーケティング、営業、財務、ITがどう変わるべきか、をかなり細かく示しています。多くの企業がデジタル・トランスフォーメーションに苦戦していますが、その最大の理由は、会社の一部の機能だけを変えようとするからです。その意味で本書は包括的な視点を強調しつつ、各機能を具体的にどう変革すべきかまで記載してあり、感銘を受けました。1点気になったのは、どうしても「サブスクリプション」という呼び名が最後まで違和感を持ったことです。著者が言いたいキーメッセージは「サブスクリプション」というワードだと伝わらないのではないかと思いましたので、もっと本質を突いた呼び名がある気はしました。
今、自身の所属している会社が、このサブスクリプションモデルへの変革で苦しんでいる所なので、非常に生々しく実体験と重ね合わせて読めた。 しかしながら、2022年になり、これまでIT特にソフトウェアのビジネスモデルとして絶好調だった企業のビジネスの伸びが鈍化して来ているのをみて、この先、どうなるのか?と...続きを読むいう興味も。 この本では、大きく、サブスクリプション・エコノミーの到来、サブスクリプション・モデルで成功をつかむというブロックがあり、その中でモノ売りからの脱却と、その中でもビジネスの内側で最も気になる営業体制、マーケティング、ファイナンスが語られている所が良いところ。 この本は時間を空けてもう一回、必ず読む。
今さら感もありつつ読んでみたが、多くのインスピレーションが得られた。 自分のいる業界で、ハリウッドとネットフリックスのどちらを目指すのか、考えなければ。 サブスク収入の確保、国際展開、多層的サービス提供、フリーミアムの提供、カスタマーインサイトの活用、相当規模のTAMの達成、いくつかは既にできて...続きを読むいるので、もう少し。
サブスクリプションモデルで提案中なので概念や事例の勉強のため読んだ。 ■サブスクリプションは、単なる課金形態の変更では無くビジネスモデルの変革 ・製品をアップグレードしながらチャーン(解約率)をさせないようにする。 ・いつでも解約できる ・価格は物理的な製品につけるのではなく、得られる価値に対し...続きを読むてつける ・プライシングによる顧客増加 ・パッケージングによる機能追加 ・ストーリテリング(状況→価値→製品) ・プライシングでは従量課金制が最も顧客思考 ・サブスクリプションはプロダクト思考では無く、圧倒的な顧客思考→顧客を中心に添える
サブスクのことを事例に基づいて説明してくれています。Adobe、フォードからカニーウエストまで、たくさんのことが詰め込まれています。
サブスクリプションの事はひととおり書かれている。 デジタルだけでなく物にも触れてはいるものの、具体例とまではいかない。 私の会社の事業でもサブスクリプションの話題が尽きない。サブスクリプション化の参考になる。
ビジネス書だったが、かなり興味を持って読めて面白かった。サブスクリプションは思ったより奥が深い。定期収益という考えや、チャネルの考えは特に勉強になった。なによりも顧客と直でつながっているという状態に価値があると学んだ。
『サブスク』という言葉で色々なサービスが提供されつつある日本。日本ではサブスク=月額課金と受け取られがちだが、本書ではそれが大きな間違いであることを指摘している。 悲しい事に日本では言葉だけが独り歩きし、結局は中身は以前と変わらず、そして目新しいと思われた言葉が数年後には鎮撫化してしまうというのがよ...続きを読むくある話。 原書は2017年、翻訳版の本書は2018年。そこそこ増刷を重ねており淘汰の激しいビジネス書の中では息の長い本書である。つまりは世の中の消費者がサブスクを支持し、提供する側の会社もなんとかそれに追従している現れの一つなのかもしれない。 著者はアメリカのズオラの創業メンバー。日本よりは変化の激しいはずアメリカににおいても、サブスクのビジネスモデルが、従来のビジネスモデルと財務的にも戦略的にも考え方が大きく違い、会社の仕組みなりビションの共有の浸透などには相当の苦労があったようだ。 読めばなるほどと思える内容だが、実行はかなり困難。というのはビジネス書あるある。 しかし、モノからコトへ。所有から消費や体験へ。というのは、身の回りにはそれなりに浸透しているのは実感できる現代。 心して本書の考え方を取り入れていかないとホント未来はないかも。
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ティエン・ツォ
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