チャイナ・イノベーション

チャイナ・イノベーション

1,980円 (税込)

9pt

中国フィンテック研究の第一人者である中国人研究者が、コピー大国からイノベーション大国に突き進む「チャイナ・イノベーション」の実像を日本語で書き下ろした。
世界経済の波乱要因となっているトランプ政権が仕掛けた米中貿易戦争でクローズアップされたのが、「中国製造2025」。
中国が建国100周年を迎える2049年までに世界の製造大国になることを目標に掲げた国家プロジェクトだが、人工知能(AI)などハイテク分野も含めたこのイノベーション大国路線が米国を刺激した。
なぜ米国がそこまで警戒するのかといえば、「チャイナ・イノベーション」が予想以上に進展しているからだ。近年、中国では支付宝(アリペイ)と微信支付(ウィーチャットペイ)が牽引して
モバイル決済サービスが急速に発展した。このモバイル決済サービスがデータ蓄積の起点となって、さらなる生活のデジタル化を押し進めている。そのスピードは、米シリコンバレーを上回るほどだ。
人工知能、ブロックチェーン等の新技術が融合し、スマホによるAI活用の与信・貸付、無人スーパー、シェアリングエコノミーなど新サービスが次から次に誕生している。
顔認証技術などで世界レベルのスタートアップ企業も続々生まれている。まさにイノベーションの連鎖である。
2018年7月末現在、世界の株価時価総額ランキングは、アップル、アマゾン、アルファベット(グーグル)がトップ3を占める。
本書は、アリババ、テンセントを中心に、最新の中国イノベーション事情を紹介する一方で、中国でアリババなどを活用して業績を伸ばしているユニクロ、中国イノベーションを研究・消化しているメルカリの事例も紹介している。

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チャイナ・イノベーション のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    色々なことを聞いていたとはいえまとめて読むとやっぱり激しいショック。「中国が真似る」時代から「中国を真似る」(もしくは中国での経験から学ぶ)時代はすでにとっくに来ている、と感じさせる。そのタイミングを見損なわない様に色々な人にこれは読んで欲しい。物凄い学ぶこと多かった。2(続編)も読むの楽しみ。

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    2022年01月05日

    Posted by ブクログ

    アリババ、テンセントを中心に、中国が「下請け工場」「模倣」から脱却し、デジタル関連でアメリカの先端企業と並ぶに至った経緯が解説されている。

    アリババ・アリペイの解説からは、日本の「キャッシュレス狂想曲」がいかに的外れだったかが分かる。
    キャッシュバックの消耗戦も中国の再現でしかなかったようだ。

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    2021年05月16日

    Posted by ブクログ

    ・テンセントの躍進。
    ・JDファイナンスの不正検知システム"The Magic Cube"
    ・不正組織の羊毛党
    に関する記述など、ここで初めて知った情報もあった。

    メルカリの話もちらっと紹介があるが、それまでの中国の規模感と比較すると、日本の小ささが歴然。働き方の猛烈さもテンシ

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    2020年04月19日

    Posted by ブクログ

    めっちゃ面白かった。アリババとテンセントを中心に、近年のイノベーションが簡単にまとまっている。

    正直BATとかもよく分かってないし笑、この本振り返りながら、この先も中国の状況ウォッチしたい。

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    2019年08月03日

    Posted by ブクログ

    1999年に馬雲がAlibabaを立ち上げて20年。中国ITの成長は著しく、今やグローバルをリードする地位を確立している。その転換点となったイベントを時系列で読みやすく整理してある良書。読んでおくべきです!
    2011:WeChat、2012:alibaba cloud、2013:モバイル決済(Ali

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    2019年01月24日

    Posted by ブクログ

    とても面白かった。中国史にハマり、なぜ戦争や内乱で国力を落とした中国が今時代の最先端を走るまでに急成長したのか興味があったが、その一端を垣間見ることができた。決めてになるのはプラットフォームのオープン化。でも日本がそこに追いつくには手法だけまねてもだめで、柔軟な思想をこそ見習わないとだめなんだろうな

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    2022年05月16日

    Posted by ブクログ

    仕事柄、インド関連の市場研究をしているのだが、現地のサービスプロバイダーと話すと、たいてい彼らが見ているのは欧米ではなく中国である。昨年、アフターデジタルを読んで中国の発展に衝撃を受けたが、より詳しく知りたいと思い手に取った本。
     
    こちらは、中国のアリババ、テンセントを中心に、なぜデジタル革命がこ

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    2020年06月24日

    Posted by ブクログ

    テンセントvsアリババに止まらない中国テック企業の事例が沢山載ってて面白かった。この本を読むまでDiDiが元々はテンセント系の会社だって知らなかった…。
    日本はITに対する法規制が多いけど、テクノロジー起点で法律が変わるキッカケが生まれればいいなと思いました。

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    2020年06月12日

    Posted by ブクログ

    モバイル決済をはじめとする、デジタル経済の発展度の日中の差を、あらためて確認できる。
    日本の企業は、こういった分野で、普通に負けているし、追いつくことは、既に難しい。

    0
    2020年02月02日

    Posted by ブクログ

    <目次>
    序章米中貿易戦争とチャイナ・イノベーション
    第1章習近平国家主席とデジタル強国戦略
    第2章なぜ中国でイノベーションが爆発的に生まれているの
    第3章アリババ集団とテンセント
    第4章2強を追う先端技術企業
    第5章急速に進むデジタル化の負の側面
    第6章中国型イノベーションの本質と先端企業との

    0
    2019年06月09日

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