赤い靴

赤い靴

1,870円 (税込)

9pt

七歳の誕生日の夜、葵は母親を目の前で惨殺された。誰が何のために母を殺したのか―― 奇跡的に生き延びた葵がたどり着いたのは、超然とした佇まいの老人と犬が支配する人跡未踏の山中だった。隔絶された世界で成長した葵は、ある出来事の後、復讐の念を魂に刻んで下山する。 「死ぬってどういうことだとあなたは思う?」生と死の狭間で交錯する欲望。葵が最後に見たのは、希望か絶望か――。

...続きを読む

赤い靴 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月25日

    ゆっくり読もうと思っていたが、気になる展開が多く一気に読み進めた。

    個人的に結果を最初に出し、どうしてこうなったのか原因を紐解いていく作品形式が好きなのもあると思うが、それを抜きにしても物語の緩急がちょうど良かった。

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月08日

    ダークな背景の中に時々顔を見せる他の色、そして鮮烈で強烈な"赤"。読みながらそんな色合いが頭の中に描かれていました。
    猫弁はじめほのぼの&ちょっぴりユーモラスなイメージの強い作家さんですが、こんな物語も書いてしまうんだな、すごい。久々の一気読みでした。最後も良かった。

    2024...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年05月19日

    葵が7歳の誕生日に北軽井沢の別荘で美しい母親と慕っていた家政婦が惨殺された。
    犯人から逃げ延びた葵は記憶を失い、助けた老人に育てられる事になる。
    とにかく先が読めない。
    そして気になって一気読みです!
    少女を育てた老人は何者なのか?
    なぜ大人になった彼女が物語の冒頭で精神科に入院してるのか?

    悲し...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月20日

    あずかりやシリーズも猫弁シリーズも読破して、まったりふんわりな大山ワールドに染まりたくてこの本を読んだら、びっくり仰天。
    全然違う世界観!これ、面白い!様々なお話が少しずつ集束していって、最後には!そう終わるか!
    お勧めです。

    0

    Posted by ブクログ 2020年01月23日

    リベンジサバイバルミステリー?この本のジャンルがわからない。少なくとも題名と装丁から察するホラーではない。葵は7歳の時に母親を惨殺され、彼女自身は山に捨てられる。そこから葵のドラマティックな人生が幕開けるー。設定も良いし、登場人物も魅力的だし、中盤までは超面白いと思った。後半にかけてが説明的な割に納...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年08月20日

     精神科医のぼくの覚書から始まる、とある女の子の凄絶でありひたむきな物語。
     優しいお話を書く印象が強い作家さんだったけれど、雰囲気が随分と変わったなと思う。けれどどこかに変わらない優しさはあって、読んでいて辛くなることもあるけれど、読み終えた後、晴れた空を見上げているような気持ちになった。
    201...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年01月28日

    不安にさせる表紙デザイン。内容を知らずに読んだせいもあって、ただただびっくりする話だった。奇妙な母娘に猟奇殺人に謎の世捨て人。天才と悪徳政治家に振り回される家族。ラストも良かった。

    0

    Posted by ブクログ 2019年07月09日

    表紙に惹かれた。いわゆるジャケ買いの1冊。和田慎二のマンガ『銀色の紙の亜里沙』みたい。
    がっかり感もなく、最後は救われた感じもあり、秀作。

    0

    Posted by ブクログ 2018年11月28日

    本屋でジャケ買い、初めて読む作家さん。

    冒頭の上流家庭の優雅な雰囲気から惨殺シーンの悲惨さへ、櫂との生活では大自然と葵の成長が頼もしく、下山後からは推理小説的な展開と章ごとに雰囲気を変えながら進行していき、ワクワクしながらページをめくった。

    葵の「皆が傅く美しさ」ってどんな感じだろうか?色んな女...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年11月24日

    よくある殺人事件と思いきやの
    奇想天外で怒涛の展開に興奮し
    どんどん期待がふくらんだのに
    後半、案外普通だったのが
    肩すかしだったかも。

    葵と櫂の生活編がよかった
    「ボイドシェイパ」を彷彿させるようで
    このままこの世界に浸りたかったくらい。
    ここまでいろんなことを仕込まれた葵を
    もっと活躍させてほ...続きを読む

    0

赤い靴 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    ポプラ社
  • ページ数
    412ページ
  • 電子版発売日
    2018年10月05日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

大山淳子 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す