歴史の話 日本史を問いなおす

歴史の話 日本史を問いなおす

650円 (税込)

3pt

3.8

歴史家・網野善彦と哲学者・鶴見俊輔が、それぞれの半生を重ねながら日本の歴史を問い直す。われわれはいつから「日本人」なのか。教科書と違う視点に立ったとき、新たな「日本」の姿が見えてくる。異端な2人の、たった一度の対談を文庫化。

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歴史の話 日本史を問いなおす のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    知の巨人が対談というと大袈裟かもしれない。
    対談なだけに話が飛ぶ飛ぶ。同じ時代を語っても
    様々な思想家、歴史家の観点が織り交ぜられて
    万華鏡のようにコロコロと色彩が変わっていく。
    だが、それがこの対談の最も大きなテーマだろう。
    冒頭で鶴見氏は「ものは自分の視点でみるしかない。
    だが別の何かを気配で感

    0
    2019年03月10日

    Posted by ブクログ

    網野善彦さん、
    その歴史観に圧倒的な刺激をもらいました。
    鶴見俊輔さん、
    その思想に大いに触発されました。
    そのお二人の対談集
    面白くないわけがない

    この本が世に出るまでのお世話をされた
    中川六平氏に力いっぱいの拍手と感謝を贈ります

    0
    2024年02月11日

    Posted by ブクログ

    網野と鶴見という今は亡き二人の1993年の対談である。鶴見に引き出されて、網野の天皇制への主張の核がはっきりと示されている。内なる天皇制などとは言わず、生活の各層に潜む天皇制の在りようをつかまねばならないとする意志が明確である。平成が終わる今、以下の発言を記しておきたい。
    「王は自分に独自の力がある

    0
    2019年03月03日

    Posted by ブクログ

    -国史なんていっていると、いかに精密にやったって、国家と国旗が日常生活と連動しちゃうんです。そこが困るんですね。日常生活には国家の支配しきれない領域がある(鶴見)。

    国家の支配しきれない領域の存在を、海民や職能民の歴史を通じて解き明かそうとした網野善彦。本書は、哲学者・鶴見俊輔との対談。

    網野史

    0
    2021年12月26日

    Posted by ブクログ

    軍国主義の日本が太平洋戦争へ突き進む時代に生まれ育った2人の対談。網野氏は『日本の歴史をよみなおす』を読んで、その歴史観に感じ入った人。マルクスに関することや、天皇制に関する対談を読むと、左寄りの人なのかと思ったが、最後まで読めば、素直に日本の歴史、それも通史を考えている人であることが理解できる。た

    0
    2020年01月29日

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