華耀後宮の花嫁 闇を裂いたら、最愛陛下！？【電子特典付き】

山崎里佳 / 深山キリ

年下皇子・朔耀に嫁がされたはずが、ある事件で一晩で10歳の年の差が逆転した翡翠。後宮入りし、皇后の座をめぐる女の戦いが激化する中、候補の妃たちに暗殺の魔の手が。それを撃退した翡翠の人気は急上昇して!?

• カテゴリ: ライトノベル
• ジャンル: 女性向けライトノベル / 角川ビーンズ文庫
• 出版社: KADOKAWA
• 掲載誌・レーベル: 角川ビーンズ文庫
• 電子版発売日: 2019年01月01日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 7MB

[あん · ★★★★☆]

宗教色の濃い中華風恋愛もの

宗教に傾倒する人間の業がストーリーの流れを作っていて、奥深いお話でした。ヒロインとヒーローの二人共が、お互いを思いやり、嫉妬し、人の上に立つものとして成長していきます。山で幻獣相手に育ち、いきなり後宮に連れてこられたヒロインに頑張ったね、でもこれからだよとエールを送ります。最後にでもヒロインが子供の作り方をヒーローに教えてもらう、その後みたいな話を期待していたのですが・・ヒロインの面白そうな反応が読みたかった。

[toodo · ★★☆☆☆]

うん？

は？って内容で始まり、それはお義兄の活躍で良しと途中までは面白かったです。

この作者さん、起承転結の結が下手。完全に消化不良です。

1巻で（ご都合主義的役割なのに、散々愚王呼ばわりされた）劉禜は？どうなったの？と買った2巻で、劉禜にも、緑閃華国も未回収のまま、後半、宗教色が強くなり・・・・・結でまた、となると、真義は？とまた未回収。
3巻が未だ出てない理由がわかった気がします。
出たら買うでしょうが、ヒーローがヒーローの役割をしていない小説程面白くないものはないし、宗教色の強いものは日本では流行しない。


以後、ネタバレ要注意！！
個人的には・・・お義兄ちゃんこと、琅玄を大事にして欲しい。彼だけ一貫して翡翠の味方なんだから・・・。
前半で読者の代弁をしてくれたのに、ご都合主義的役をさせないで頂きたかった。


ここまで書いても、溜飲が下がらないのは、陳家の瞳の件かと。
それなら、朔耀が皇帝になった理由が皆目わからなくなったからでしょうか。
瞳の件だけで、皆が納得するなら、第一皇子で良かったのでは？

キャラが個性的で魅力ある人が多いのはいいのだけど、神仙や他を未回収というより、置き去り・・・。
雑魚キャラのみならず、主要キャラの扱いが雑すぎ。
残念ながら、現状、この作者さんの他の作品を買おうとは思わないです・・・。