パンツが見える。 羞恥心の現代史

パンツが見える。 羞恥心の現代史

1,500円 (税込)

7pt

人がパンチラを喜ぶようになったのは、たかだか50年前のこと。パンツをはいていない女店員が、陰部を見られるのを恥じて墜落死したという「白木屋ズロース伝説」は眉唾だ……。「パンツ」をめぐる感性の興亡をたどる、思索の結実。

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パンツが見える。 羞恥心の現代史 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    白木屋で下着をつけない和服の女性が恥ずかしいのでそのまま焼け死んだ、という話をなかば信じていた。この本で、男性も焼死していたことと、低層からの店員は女性もほぼ逃げられていたことで、フェイクであったことが明らかに示された。
     米原万里の推薦本であった。とても面白いが、卒論の参考本にはなるまい。

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    2022年10月29日

    Posted by ブクログ

    女性の下着の歴史。戦前には下着なんて履いていなかったという所からの考察。そして、対比される男性の興味。下着はいつから煽情の的になったのか。ラッキーでパンチラが見えるなんていうのはレベルが低い。昔はラッキーで陰部が見えたのだという。羞恥心も今と昔では違う。確かに、外国では女性も下着を平気で人目につくと

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    2021年07月12日

    Posted by ブクログ

    昔、上野千鶴子さんの「スカートの下の劇場」という本を読んだ記憶はあるのですが、内容はすっかり忘れていますw。1955年生まれの井上章一さんの「パンツが見える。」(羞恥心の現代史)、2002.5発行です。パンツが見えて喜ぶのは男性で、見られて恥じらうのは女性。でも50年ほど昔は、パンツはそれほど普及し

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    2016年02月10日

    Posted by ブクログ

    とにかく奥が深い。
    どんな分野であれ、論文や本を書きたいと思っている人は絶対に読むべき本。
    この姿勢は必ず参考になる。
    なぜ、パンチラが恥ずかしくなったかという歴史なんだけど、学問の奥深さを感じさせてくれる一冊。
    ★10個でも足りないくらい。

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    2011年12月29日

    Posted by ブクログ

    1910年代〜現代までの、女性の下着の文化風俗史。「時代が下るにつれ、女性は大胆で開放的、性的に放埒になった」という、あの俗耳になじんだ女性史を覆す洞見に満ちている。

    1950年代以降、女性用下着はズロース(股引、猿股のような下着。詳しくはググってくれ)に代わって、現在のようなパンティが普及した。

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    2010年11月08日

    Posted by ブクログ

    「パンツが見えるとなぜそんなにエッチな気分になるのか」という謎に挑んだ意欲作。白木屋事件の真相も解明されます。

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    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    長らく和装の生活を送ってきた女性たち。
    急に洋装が取り入れられてもパンツがはかれるようになるまでは、
    時間がかかった。「パンツ」普及に至るまでの時代の流れと、
    感性の変化を多くの資料から考察し、語る。
    1 白木屋ズロース伝説は、こうしてつくられた
    2 パンツをはかなかったころの女たち
    3 ズロースが

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    2022年11月23日

    Posted by ブクログ

    「パンツ」をめぐる女性の羞恥心と男の感性の興亡を考証する著者渾身の一作だ。なぜ「パンチラ」に男は萌えるのか? またそれはいつからそうなったのか? 女性は女性で、いつから下着の露出を気にするようになったのか?
    いいねぇ。このテーマにここまで真面目に取り組むこと自体が素晴らしい。

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    2018年01月05日

    Posted by ブクログ

    男が覗くから女が隠すのか、女が隠すから男が覗くのか? 「なぜ男はスカートの中を見ることに、これほど興奮するのだろうか」という下世話な謎は、「つい数十年前まで、和装の女性はパンツすら履いていなかったのに」(つまり、覗いたところにパンツがあるというのは、男にとって残念でありこそすれ、喜ぶことではなかった

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    2015年04月21日

    Posted by ブクログ

    ●昔、女性はパンツを履いていなかった。それゆえパンツ(陰部)を覗かれることに対しての羞恥心もなかった。パンツをめぐる羞恥心や感性の変遷を考察した本。

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    2018年10月27日

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